第11話「水着剥ぎデスマッチ」


 午後8時、ビルの屋上のビアガーデンは完全な満杯状態になっていた。  ここの客はビールを飲みに来たわけじゃなく、みんな水着剥ぎデスマッ チのイベントを楽しみにして来た客ばかりだった。  控え室で出番を待つ菜奈緒は試合が待ち遠しかった。これから自分が辱 められるのに何故か嬉しくてたまらなかった。さっきの呼び込みよりも恥 ずかしい目に遭うのかなと思うと身体が凄く疼いてしまい、それだけで軽 くイきそうになった。  作山が菜奈緒に試合の説明をしていたが、うわの空の菜奈緒の耳には届 かなかったらしい。  まあ、作山も菜奈緒が聞いてないことを知ってて話していた。 (よほど、さっきの快感が忘れられないようだな。こっちとしても遠慮せ ずに辱められそうだから助かるよ) 「じゃあ、菜奈緒ちゃん。そろそろ行くよ」 「はぁい〜。イきます..イっていいんですね〜」  想像だけで既に菜奈緒の身体は疼いていた。本当にイきそうだった。  もう今の菜奈緒は辱めを受けることは苦ではなく、逆に自分が泣くぐら いの辱めを求めていた。  これから水着剥ぎデスマッチへ向かうと思うと、菜奈緒は嬉しくてたま らない思いだった。  そんな中、入場のアナウンスが流れまず対戦相手の選手が普段の格好で やってきた。  だが普段のプロレスとは違いほとんど声援もあがらないままリングに上 がった。  次に菜奈緒が扮するプリティバディの入場となった。菜奈緒が例のコス チュームで歩いてきた瞬間、会場は歓喜が盛り上がる。  ライトが照らされた菜奈緒の姿は完全に胸と下半身が丸見えとなってお り、誰がどう見ても明らかに菜奈緒が脱がされるのがわかっている構図だ った。  菜奈緒自身も客の視線が集まるのを知り、興奮がおさまらない。 (ああっ..こんなに透けるなんて。これじゃピンクのビニール袋をまと ってるだけだわぁ〜。今度はこの人たちの前で辱められてしまうのね)  客の歓喜が止まらぬ中、ついに菜奈緒がリングに上がりついにデスマッ チが始まった。  もちろん格闘などしてない菜奈緒は全て相手に任せるままの状態でしか ないだろう。  そして相手も全ての投げも極めも完全に怪我をしない様にやってくる。  ただし全ての投げや極めは完全に客へのサービスを入れてた為、どの技 をする時も菜奈緒な大事な所を客側に長く見せる様にしてやってきた。  試合が数分立った中、対戦相手が早速、菜奈緒の胸の部分を剥ぎ取ると、 そこからは菜奈緒の見事なCカップの胸が飛び出し、大きく揺れていた。  胸が丸出しになったことで客からまた大きな黄色い歓声がわきあがった。  今までのシースルーでも見えてはいたがビニールで抑えられてた胸はそ れほど目立った動きをするものではなかった。  けれど、生での菜奈緒の胸は歩く度に大きく揺れる為、見る客たちの視 線を集めるには十分なものだった。  その上、Cカップの大きさに加え見事な張りであり、美乳・巨乳の2つ を併せ持った胸なのでなおさら注目された。  菜奈緒もその集中する視線にだんだんと快感が増し、下半身が徐々に湿 っていくのが感じられた。 (だめ..もうこれ以上見られたら変になってしまうわ..)  だが、そんな菜奈緒の気持ちは無視され、対戦相手はわざと胸ばかりを 責めてくるのであった。  そして対戦相手が菜奈緒の胸を思い切り揉んだ際、菜奈緒の口から思い 切り喘ぎ声が出てしまう。 「ああぁぁっ!」  それを聞いた客が野次を飛ばす。 「おい!相手は感じてんぜ。早く下も取ってやれよ」 「早く下も丸出しにしろー」  菜奈緒の喘ぎ声がきっかけとなり野次が高まっていく。  もう、こうなると収拾がつかならないので、ついに対戦相手も観客の要 望通りに菜奈緒の下半身のシースルーを破き下部を全て晒した。  そう、1ゴングも終わらない内に菜奈緒のコスチュームは肝心な部分だ けを露出した破廉恥な姿へとなっていた。  しかし、試合は全てを剥ぎ取るのがルールの為、このまま続行となる。  さらに相手の技は、菜奈緒の恥ずかしい所を露出させるものであり、技 をかけられればかけられるほど、菜奈緒の快感が激しく高まってきた。  気が付くと、下半身の方からも熱い愛液が垂れ始めてきた。  そして、1ゴングがようやく終わった頃にはもはや足元が快感でもたれ る程までフラフラとなる菜奈緒。  次のゴングまでの休憩でも菜奈緒が座っている椅子からは、すでに白く 粘った愛液が垂れてきており客側でもその羞恥がわかる状態になっていた。  当然ながら、野次もどんどん卑猥なものへ変わっていく。 「おい。プリティバディのおま●この蛇口が開きぱなしだぜ」 「早く脱がして楽にしてやれよ」  菜奈緒の痴態に興奮ついた客が次々と野次を飛ばす中、第2ゴングが鳴 った。  が、客の野次でますます快感が高まってしまった菜奈緒はろくに歩く事 も出来ず、それを見た対戦相手もそろそろ潮時と感じたのか、開始と同時 に菜奈緒のコスチュームを思い切り破いてきた。  カンカンカンカンカン〜。  菜奈緒の敗北のゴングが打ち鳴らされ、試合があっさりと終わる。  こんなに早く試合が終わってしまって客が満足するのだろうか?  いや、客にとっては試合のあとの敗北選手のペナルティがメインイベン トとなっているから、逆に早く終わった方が嬉しいのだ。  素っ裸に剥かれ、敗北した菜奈緒が、1軍の女子レスラーに両腕を掴ま れながら客先の真ん中の見せ場まで今の姿のままで連れて行かれる。 (あ、そうか。私ペナルティとしてこれから晒されるのね...)  もう、菜奈緒の頭の中は快感でぼんやりとしており、ふとももには自分 の淫らな愛液が垂れてる状態だった。  そんな状態の中、菜奈緒は見せ場の天井から吊らされているひもに両腕 を縛られ、両足も地面に固定されているひもに縛られてしまった。  そう、今の菜奈緒の姿は両手両足をひもに引っ張られたXの字での全裸 姿になっており、もうすでにおま●こからは大量の愛液が雫で落ちてる状 態だった。  客側もかなり興奮してる中、1人の女子プロの掛け声で菜奈緒へのボデ ィタッチが解禁となった。  解禁となった瞬間、あっという間に菜奈緒の回りには全ての客が押しか け、まるで満員電車に乗ってるかの構図となった。  無数に近い手が菜奈緒の体全体を触り揉みはじめていく。Cカップの胸 は幾つかの手でめちゃくちゃに揉まれ、おま●こは平然と幾つかの指で掻 きまわされていくのであった。 「ひっく〜、おい見ろよ。このマスクの姉ちゃん〜。処女じゃねーか?」 「うぃ〜、本当だ。白っぽいピンクのヒダがちゃんとあるな〜。この形状 は〜えっと確かなんだって?」 「こりゃ、環状処女膜だな。真ん中に穴があるから、濡れてさえいれば指 は、すんなりと受け入れるぞ」 (ぁぁ、私のあそこが隅々まで見られてる..きっと、この様子もカメラ で撮られてるのね..)  そう、客たちに紛れてカメラでこの様子を撮影されていた。  もちろん、このカメラマンは作山の指示で動いてる者だろう。  菜奈緒の無防備なおま●こは客たちの手によって限界まで開かれて調べ られていく。真っピンクの膣内から溢れてくる白く粘った愛液が実に卑猥 な感じだった。  相当感じてる処女のおま●こを目のあたりにした客のボルテージが上が っていく。  処女膜を傷つけないように客たちの激しいおま●こ舐めが始まった。  客たちが交互に菜奈緒のおま●こをパクッと咥え、舌で膣内をれろれろ される。 (はぁぅんんっ..舌で舐められるなんて聞いてないわぁぁ)  菜奈緒は自分のおま●こを客たちに交互に舐められると思うと、頭がお かしくなりそうなほど興奮が高くなってくる。  普通の女性なら、誰だが知らない中年男性におま●こを舐められるなん て気持ち悪いことなのだが、菜奈緒は何故か気持ち悪く思わなかった。  むしろ、もっと舐めて欲しいと思っていた。知らない男たちに好き放題 される快感が酔いしれていた。  そんな状況の中、菜奈緒は客の舌で絶頂をしてしまう。 (あああぁぁぁっ〜、イくぅぅぅぅ〜〜)  この菜奈緒の絶頂が、より客たちの興奮を高め、舌への責めが激しくな ってくる。  結局、このまま3時間たつまで菜奈緒は客達の手で数回ほど絶頂をさせ られてしまった。  こうして、菜奈緒のペナルティタイムが終わった頃には客側も満足に満 ち溢れている様子であり誰1人として不満を言うものはいなかった。  そして、客達が満足して帰っていったが、取り残された菜奈緒の姿は女 性側から見ると少し耐え切れないものになっていた。  身体中に酔っ払い達の汗と唾液のあとがついており、特に胸とおま●こ はひどく汚れていた。  また菜奈緒本人もすでにだらしない状態で体全体がまだ少し痙攣してお り、おま●こは未だ粘ついた愛液を垂らしながらパクパクとまだ反応し続 けていた。  女子プロレスラーもそんな菜奈緒を見て呆れながら喋っていた。 「この子、かなりの露出の気があるんじゃない」 「ほんとね。私だったら何度も客前でイクなんて出来ないわ」  彼女らがいろいろ言っている中、ようやく作山がやってきた。 「ごくろうさま。後は私が責任もってこの子を介抱しますので」 「作山ちゃん。介抱に嗅ぎ付けて変な事しちゃだめだからね」 「大丈夫ですよ。私はこれでもビジネスと私情は区別できるので」 「そうね。わかったわ。後は任せますわ。私たちはまだここの後片付けあ るから、彼女を休ませてあげて」  作山が菜奈緒を控え室に連れていき介抱する中、菜奈緒の意識がようや く戻ってきた。  マスクはすでに外されており、恍惚な表情を浮かべながら菜奈緒が喋り はじめた。 「はぁはぁ..もう、試合は終わったんですね..」 「ああ、終わったよ。今はこうして身体を拭いているんだけど何かして欲 しいことがあるかい?」  ドキッ!(し・したいこと..そ・それなら..) 「あ・あの..わ・私の..おま●こを拭いてくれませんか...」 (私ったら..何てはしたないお願いを..)  まだ快感の余韻が残ってる菜奈緒が自分から作山に卑猥なお願いをした。 「いいのかい?そんなこと言って。まあ僕は構わないけど」 「・・・お・お願いします」 (ああぁぁっ..はしたないよぉ〜)  菜奈緒は自分の性癖の暴走に情けなさを感じていた。  性欲を満たす為になら、どんなはしたない事でも頼んでしまう。  そんな自分がこれからどんな風にされてしまうかが怖かった。  興奮とは別の震えが重なっていく菜奈緒に作山が優しい口調で話しかけ てきた。 「安心していいよ、菜奈緒ちゃん。別に、僕は暴走なんかしないから。た だ、拭くところがあそこなので多少は感じると思うけど、それは我慢して くださいね」 「は・・はい...」  優しい表情で菜奈緒の秘部を拭く為の準備を始める作山。本当に秘部を 拭くだけで終わるのだろうか? 「あ・・あの..また、これから..」 「これから?これからって何だい」 「いえ..いいんです..」  菜奈緒はこれからの自分がどうなるかを聞きたかった。  けど、その答えを知るのが怖くなって聞く事が出来ない。今回もこんな すごい代役をやってしまった自分が元の鞘に納まるなど思えるはずはなか ったのだ。  けど、そんな悲惨な運命をも想像すると身体が熱くなってしまうのを感 じると、ますます自分のいやらしさに情けなくなる。 (私ったら..何でこんなにいやらしいの..もしかして本当はこうなる のを望んでいるの?)  まだ2回目の代役の仕事だが、これが止められないものになっていくの を菜奈緒は感じていた。  そして、いつかはこっちの方がメインになってしまうのだろうか?  だけど、菜奈緒にはそれを選ぶ権利はなくなっているのかも知れない。


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