第6話「若手お笑いコンビの仕返し」


 ついにバライティ番組の”寝起き”の本番が始まり、若手お笑いコンビ の”学楽ばんび”が台本どおり衣愛代の部屋前までやってきたのある。  学楽ばんびの2人には番組をおもしろくする関係上、衣愛代がうそ寝し ている事は知っておらず、相変わらずの変な興奮を身体で表現しながら衣 愛代の部屋に入っていく。 「へへっ。今日はあの衣愛代ちゃんらしいな」  相方の1人、加山が大きな声で言ってくる。加山はお笑い界では狂犬と 呼ばれるほど乱暴なことをやるのが有名であり、今日も狂犬ぶりを発揮し ようとしている。 「楽しみだなあー楽しみだなあー」  もう1人の相方、藤本がコミカルな動きをして応えてくる。かなり太目 の体格な割には機敏な動きを見せるのが藤本の特徴であろう。 「じゃあ、早速起こすとするかぁー」 「あいあいさぁー」  2人は定番どおり、まずは作山が用意したものを衣愛代が使ったものと 思い、その小道具を使った馬鹿らしいコントをしばらくやっていた。 「おいおい。これ衣愛代ちゃんが飲んだジュースだよ。おい」 「じゃあ、俺が飲むぜ。鼻から」 「なんで鼻からなんだよ」  こんな感じで馬鹿らしいコントがしばらく続いてから衣愛代の寝室に入 っていく2人。  寝室に入ると、あれから本当に寝てしまった衣愛代の姿が現れる。 「おっ。衣愛代ちゃんの姿、発見っっ!!」 「すっかり寝てしまってますねぇぇー」 「ん?顔が見えねーな..」 「頭から布団をかぶってて、わからんじゃん」  そう、布団をかぶって足首だけ出してる姿なので、これが衣愛代なのか は、ひと目では判断出来ないのである。  そんな足元だけ出して寝ている衣愛代に2人は疑問を感じてしまう。 「う〜ん〜足元だけ出ているな....」 「何か変だな?おい?」 「そうだな。変だぜ、こりゃ」  そう、この姿が学楽ばんびにある出来事を思い出させてしまう事になる。  それは前回、前々回の寝起きのロケの時、必ず初めに入った部屋で寝て るアイドルは今と同じ足首だけ出してる状態であり、尚且つその中に寝て る者は全くの別人であった。  2人はその別人をアイドルと思い、足を頬擦りしたり舐めたりしてしま ったのである。  それも前回は男、前々回はニューハーフと彼らにとって悪夢のパタンに なってしまった。  そして今回も顔隠しの足首出しとなれば、過去の悪夢を思い出さない事 はない。  だが、実は今回は同じパタンではなく、作山の仕掛けた本物の衣愛代の 足首であるとは2人は気づくはずはないだろう。  早速、2人は衣愛代を偽者と思い大声で喚き始めてくる。 「やいプロデューサー!俺達はそんなに馬鹿じゃないぞ!」 「そうだ。そうだ。3度目だぞ。このパタンは」 「俺たちは3度も引っかからないぞ。おい」 「第一、何で足だけ出してんだ」 「少しはパタンを変えろや。視聴者も飽きちゃうぜ〜」 「そうそう、少しは知恵をしぼってちょ!」 「こんなワンパタンだと、すげー事しちゃうぜー」 「そうだ。やっちゃえ、やっちゃえ」  2人はある程度、大声で喚くとお互いに何かを確信してアイコンタクト を取る。  そう、実は2人はわざと大声で喚いていたのた。  それは、この足首だけ出してる者の反応を確認するための大声であり、 これだけ大きな喚き声でも起きないのを見ると寝たフリをしている偽者に 間違いないのである。  だが、2人にとってこれが偽者でも大した問題ではない。  逆に偽者の方がいろいろアドリブをする事が出来、芸人としての笑いも 取れるから番組の流れとしては非常にオイシイのである。  だが、これが仮にも本物の衣愛代だったら後で大問題となるのでわざと 大声で喚く事でその確信を得ようとしていた。  普段の衣愛代ならこれで充分起きるのだが、作山が衣愛代の朝食に”な にか”を細工してた為、衣愛代は未だに熟睡状態から抜け出ることはなか った。  2人は早速、これが偽者だと確信すると早速、衣愛代のベットに乗り、 布団の上から軽く叩いたりしながら、悪ふざけを始めてくる。 「いい加減、寝たふりはやめよーぜ。あんちゃん」ポカポカ 「そうそう、もうバレてるんだし、いつまでも布団かぶっちゃ暑いでしょ」 「まあ、俺らと同じで、こういう仕事なんだから、しゃーないわな」 「そうだな、じゃあ、まずは男が女かを確認してみよーぜ」  2人は寝てる者の性別を確認する為、下半身の部分だけ布団をめくって くる。  そこには作山が細工した薄手のネグリジェに派手な赤いパンティ姿のお 尻が露わとなる。 「おいおい。何だよ。この薄いネグリジェは」 「パンティが浮かんで見えるぜ。うわっ、赤じゃねえか」 「今時、こんなの着てるのは若作りのおばさんぐらいだぜ」 「そうだな、けど今回は女性だから嬉しいねぇ〜」 「まあな、今までは股間にとんでもねー膨らみがあったからな」 「さて、これからどうする〜♪」  藤本が加山にわざとらしく、これからする事を確認してくる。  加山もそんな藤本に対してニヤリとして答えてきた。 「もちろんっ!俺の狂犬ぶりをみせてやるぜぇぇー」 「おお、見せちゃえ。見せちゃえ」 「じゃあ、行くぜ。おらぁーー!!」ずりっ!!  加山はいきなり衣愛代のネグリジェのスカート部分をずり下ろしてしま うのである。  それも赤い派手なパンティと一緒に! 「おらぁぁぁ、ケツ丸出しだぜ!いつまでも寝たフリした罰だぜぇぇぇ!」 「お尻丸出しぃぃーーきゃあぁってか♪」  何と加山の手によってお尻が丸出しにされてしまった衣愛代。  しかし未だに熟睡している衣愛代は何の反応も示さず寝たままであり、 そんな無反応の衣愛代に学楽ばんびの2人はさらに過激な行為を始めてき てしまう。  今度は大胆にも晒してるお尻にぺちぺちと軽く叩き始めたのであった。 「へえ〜こりゃ、今度は本当に若い女じゃねえのか?」 「そんな事ねえよ。おばさんだよ」ぺちぺちっ。 「そうだよな....おばさんだよな..」 「当たりめえーだ。おばさんだよ、おばさん!」ぺちぺちっ。 「でもなぁぁ・・・」  藤本は張りのあるお尻を見て少しまずそうな感じで言ってくる。  そんな不安な藤本に気付いた加山は平然とお尻を叩きながら言ってきた のだ。 「これはおばさんなんだよ。だから今回、俺たちは舐めも頬擦りもしねー んだぜ」「ああ・・・」  加山はあくまでもここに寝てるのは歳のいった女性だと思いながら、続 けてこう言ってくる。 「第一、若い女だったらおれたちが尻たたいた段階で跳ね上がるぜ。これ は相当だますのに凝らしているぜ」と相変わらず衣愛代の尻を軽く叩きな がら加山は言ってくる。  それを聞いた藤本もようやく、その言葉で少し吹っ切れたのであった。 「そうだよな。普通起きるよな?」 「ああ、起きるぜ。こんなに尻叩いて起きないはずねえだろ?」 「そうだよな。じゃあ、もっとやっちゃうかぁ〜♪」 「ああ、もっとやろうぜ」 「今度は上の方を拝見させてもらうぜー」 「おお、いっちゃえ。いっちゃえ」 「じゃあ、行くぜ。おらぁーー!!」ばさっ!!  今度は衣愛代の布団を肩の所までめくってしまう加山。  そこには薄手の上部分のネグリジェが露わとなり、横からは衣愛代の横 乳が透けて見えるのであった。 「おい。見ろよ。このおばさん。ブラしてねえぜ」 「ほんとだ。ノーブラだな」 「いい歳でノーブラなんて、よっぽど見せてえんじゃねーか」 「そうだな。見せたがりだよ」 「じゃあ、これも捲っちゃうぜ」 「捲っちゃえ。捲っちゃえ」 「じゃあ、行くぜ。おらぁーー!!」  加山はついに上のネグリジェを肩まで捲ってきてしまう。  いまや衣愛代の姿は顔だけが布団で隠れたうつぶせの裸の状態である。  それも、Cカップの胸はうつぶせでもそのボリュームはすごく、横から 見ると見事な横乳が丸見えとなっていた。  そんな張りのある横乳を見た藤本に再び不安が襲い、加山に確認を取っ てくる。 「おい。この胸やっぱ若い女だぜ。まずいんじゃねえか?」 「そうかな。つぶれてて張りが出てるだけじゃねえのか?」 「違うぜ。背中も見ろよ。綺麗な背中じゃねえか。こりゃ若い女だよ・・・」 「大丈夫、きっと完全なニューハーフがドブスな女だよ。だってここまで やっても、まだ何の反応もしてこねえぜ?変じゃねーのか?」  加山はあくまで自分の考えが正しいと主張してくる。 「そうなのかな・・・」 「そうだよ。お前も芸人なら俺みたいにハメを外せよ」 「そうだよな。じゃあ俺もやっちゃうぞぉぉ!」 「そうだ、やっちゃえ!やっちゃえ!」 「いくぞぉぉぉーー俺の狂犬ぶりも見せてやるぅぅぅ!」  藤本はうつぶせになってる衣愛代の足元側に回りこみ、股間に向って大 声で叫ぶ。 「おい、お前さっさと起きないとこの股を開いちゃうぞ!」 「開いちゃえ!開いちゃえ!」 「じゃあ、いっちゃうぜぇぇぇーー!」  藤本は足を少し開き大胆にも衣愛代の秘部を覗いてきたのだった。 「!!!!!」藤本は驚いてしまった。  どう見ても秘部の部分が、若い女の..いや、それよりも若い女性のも のにしか見えなかった。  ぷっくらとしてて、何もはみ出してない秘部は綺麗なもので、とても年 取った女性では維持できないだろう。  そう、この秘部を目の辺りにして藤本に大きな疑問を生み出してきてし まう。 「!!おい?この子、本当に若い女じゃないか?何かやばいんじゃないか?」 「そんな事ねえよ。お前、女に縁がねえからな」 「いや、これは若い女だよ」 「まったく、しょうがねーやつだな。俺が確認してやるぜ!」  今度は何と加山が衣愛代の秘部を堂々と顔を近づけて見てくる。 「!!」加山の表情に少し焦りが見えはじめる。  加山の前にも、どう見ても少女のような秘部にしか見えなかったからだ。  それは当たり前の事である。  何せ、加山や藤本が見たのは正真正銘の衣愛代の幼い秘部であり、知ら ずの内に清純アイドル衣愛代の生のおま●こを見てしまったのだ。  衣愛代の秘部を見て少し困惑している加山に藤本が話しかけてくる。 「なぁ〜!若い女だろ?こりゃ、まずいよ!」 「・・・こういう、おばさんもいるんだよ..いるんだ!」  加山は戸惑いながらも、芸人としてこんなとこで素に戻るわけにはいか なかったのだ。  これを若い女性の秘部ではないと自分自身に言い聞かせる加山であった。 「こ・これは、おばさんなんだよ!俺が保障するぜ・・・」 「おい..マジでそう思うのか?」 「ああ、間違いねーよっ!おどおどするんじゃねーよ」 「でもな・・・・」 「たまにいるんだよ..こういう..おばさんが..」 「本当にそう思っていいんだな..」 「そうだ、いいアイデアがあるぜ」 「アイデア?何だよ、それ?」 「俺に任せろよ。これがおばさんだと証明してやるぜ」  不安になっていく藤本を見て、ある思い切ったアイデアを加山は閃いた のだった。  だが、このアイデアが衣愛代の身にさらなる羞恥の生む事になるとは熟 睡している衣愛代には止めることが出来なかったのである。


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