第23話「癒し系アイドル。秋佳」


 例のコンサート騒ぎの2日後、飯塚 安希は夏代奈の裸が撮られている ネット映像を見て自分専用の控え室で大きく笑っていた。 「はは、ざまーないわね。あの女。来月は投稿誌で大人気をとるわね」 「へぇーこれなんか、ほとんどおま●こ丸見えじゃん。可哀想に。くくっ」 「まあ、でもお仲間があと2人追加されるから寂しくはないわ」  安希はまた壁に貼ってある2人の清純アイドルめがけてダーツを1発放 ったのである。  すでに田上 夏代奈の写真はびりびりに破かれゴミ箱に放り込まれてい て、安希の放ったダーツは清純アイドル羽山 秋佳の写真に命中した。  羽山 秋佳(うやま あきか)。清純アイドルとして最近デビューした 今、注目をあびている20歳のアイドルである。  様々なコマーシャルで活躍しているアイドルであり、秋佳の持つ明るく 健康的なイメージから癒し系のアイドルでも有名な子であった。  元・キャンペーンガールをやってただけにプロモーションも抜群で男性 たちにはたまらない癒し系のアイドルであった。  安希はまたその羽山 秋佳の写真に向かって1人で愚痴を言い始めたの である。 「何が癒し系だ。所詮、キャンペーンガールだった女が癒しを名乗るんじ ゃないわよ!!大体、トーク番組でのあの態度も気にいらねーんだよ」  実は安希は、とあるトーク番組で羽山 秋佳に思い切り恥をかかされた 事があったのだった。 「何が私が癒し系ならあなたは18系ですかって?確かにあたいは多少危 ないことだってやったさ..あのアマぁ!司会者のやつも癒し系にまいっ ている所もむかつくんだよ!それに癒し系の割にあの服装も何だよ。臍は 出すわ。胸を強調するわで何を癒しているかわかんねーよ」  そう、羽山 秋佳の服装は結構大胆であり、時たま水着姿で出てきたり と癒し系の枠をよく越えていたのである。  特に水着になった時のFカップの胸は男性にとって釘つけの映像だった。 「大体、Fカップを見せびらかして何が癒し系の清純アイドルだー?ふざ けやがって」  安希は続けて3発ほどダーツを投げ、秋佳の写真に見事に連続して命中 させていく。 「羽山 秋佳。あんたがキャンペーン時代、色気で売ってたのはわかって るんだよ。そうだよ。あんたの本性は癒し系なんかじゃないんだよ。だか ら、あんたもあたいと同じエロ系の仲間入りにしてやるぜ」  安希はまた何かを企みながら、にやにや笑っていた。そして残り1枚の 写真にも言葉を投げかけてきた。 「最後のお子ちゃまのあいつにはあれはおもしろくねーな。さあ、例の時 間までまだあるから、ひと眠りするかぁーー」  安希はとりあえず、ひと眠りをし始めたのであった。  安希が眠ってる間、秋佳は生番組収録の為、ある会場にやってくる。  そう、そこは夜の遊園地であり秋佳はある念願の役をやれると知って喜 んできたのであった。  実は秋佳は怪獣映画の熱狂的ファンであり1度でいいから怪獣の着ぐる みに入りたいという願いがあったのだった。  そんな秋佳のとこに、主人公の怪獣の着ぐるみを着て怪獣ショーをやっ てくれというオファーが来たのだ。もちろん秋佳はふたつ返事で喜んで引 き受けたのである。  会場には多くの子供たちに加え、秋佳の怪獣姿を見たいと言うファンが 大勢集まり、すでに大満員となり、外にも入れないほど多くのファンが集 まっていたので、急遽そんな人たちの為に特設の大型モニタまで設置して くれたのであった。  会場の舞台裏では、はちきれんばかりの水着を付けた見事なスタイルの 秋佳が緑の水着をまとって説明を受けていた。  彼女が水着姿なのは着ぐるみの中が高温で汗をかく為、汗をかいても問 題ない格好として水着を選んだのである。 「えっと、一応口にあたるとこにボイスチェンジャーがついているから大 声を出しても自然に怪獣の声になるからね」 「そうなんですか。すごいですね。どんな声でも怪獣の声になるんですか?」 「ああ、どんな声でもなるから安心しなさい」 「そうなんですか。何かワクワクしちゃうな」 「あと動きも相手の怪獣の役の人が上手くフォローするから思い切って暴 れていいよ」 「はい♪助かります。じゃあ、ある程度暴れた後に私が出てくる設定でい いんですね」 「ああ、問題ないよ。怪獣から美女が出るなんていいシチュエーションだ からね」 「そうですよね。私のびしょびしょの身体を見てみんなまいったりして♪」 「はは、そうだね。じゃあ、そろそろ開演だから着ぐるみの中に」 「はい。わぁ♪これが夢に見た怪獣さんの中なのね」  秋佳は早速、着ぐるみの中に入ると意外に自分の身体とフィットするの に驚いた。 (・・・!?何だろう..すごくピッタシだわ。この着ぐるみ?) 「秋佳ちゃん、どうだい?怪獣の中は?」 「・・は・はい..何か凄くピッタシなので驚きましたぁ」 「そりゃそうだよ。むさ苦しい男の入った着ぐるみを着せるわけいかない から秋佳ちゃんの身体に合わせて作ったんだから。胸もきつくないだろ?」 「は・はい..ちょっとすっぽり入るのが変な感じですが別にきつくはな いです..ただ..」  秋佳は何かを言いたい口調で答えてきた。 「あっ!もしこして、あちこちがデコボコしている事かい?」 「!あっ、はい!それです」 「新しく作ったやつだから、どうしてもそうなるんだよ。すまんな秋佳ち ゃん」 「そ・そうなんですか..あ、大丈夫です。そんなに気になりませんので」 「そうか、じゃあ、そろそろ後ろを閉めてもいいかい」 「は・はい。お願いします」  秋佳は後ろの頑丈なファスナーを閉められて完全に着ぐるみの中に入っ たのであった。  その直後、すぐに開演のベルが鳴り、秋佳は打ち合わせどおり怪獣姿で 会場に現れたのであった。 「ガオオオォォォォォーーー」<みなさん。こんばん...> (!!うそっ..すごい..本当に喋った声が怪獣の声になってる♪)  秋佳は自分の念願であった怪獣の着ぐるみに入り怪獣の声を出せる事に 大いに喜んだ。 「ガオオォォーーガァァァァーー」<あははーー面白いぃぃーー>  会場もそんな秋佳のはしゃぎぶりに歓喜して盛り上がっている。  そんな会場の中にあの安希がすでに来ており、ニタニタしながら舞台を 見ていたのであった。 「ふふっ♪さぁて、これからが楽しい怪獣ショーになるわよ。秋佳ちゃん」  そう言うと安希は何やら手にもってた怪しいリモコンのボタンを押した のである。  ヴィィィィーーーンン!ある場所から怪しき音が発生し始める。  もちろん、歓声で盛り上がっているこの会場では誰もこの音に気付くも のはいない。そう、ある1人を除いて.. 「ガォ!!ガアアアァァァーー!!」<なっ?何なのこのモータ音は?そ れに変な振動が!?>  秋佳が入っている着ぐるみから異常なモーター音が発生し、中に入って いる秋佳の身体を刺激しはじめてきたのである。  そう、実は今回のオファーは全て安希が仕組んだもので怪獣好きな秋佳 をまんまと罠にはめてきたのであった。  そう、秋佳が着ている着ぐるみも安希が頼んだ特注品であり、身体全体 にローターの様な振動機を各所に設置していたのである。  そう、デコボコしていたのがその振動機であり身体中を責める様に設計 していた。 「ふふっ♪次は揉みスイッチね」ポチッ。  ぐにゅむにゅ。ぐにゅむにゅ。 「ガォ!!ガウウウウウゥゥーー!!」<ちょっと!?胸が揉まれてるぅ ぅーー!?>  すっぽり入れた秋佳のFカップの胸が思い切り揉まれ始めていく。  そう、胸にはマッサージ機の装置が組み込まれていており、胸全体を好 きな風に揉む事が出来るのであった。 「ふふっ♪喘いでる。喘いでる。でも、もっと面白い仕掛けがあるのよ♪ そう、短足の怪獣だからこそ仕込めた装置があるのよ」ポチッ。  どっどっどっどっどっどどどど・・・ 「ガオオオオオオ!!ガアアアアアアーー!!」<きゃああああ!股が股 がぁぁぁーー!!>  秋佳の股間にピストンの様な振動が襲ってきた。そうまるでそれは相手 の股間に足を当てて、その足をピストンように振動させる電気あんまの感 触なものであった。 「ふふっ♪面白いわね。まずはおま●こを濡らしてもらおうかしら」  安希がさらにリモコンのあるスイッチを押すと股間の刺激がさらに強く なる。  秋佳は思わず刺激に耐え切れず腰を動かすと、着ぐるみの怪獣のしっぽ が大きく振られジオラマのビル郡を大きく破壊する。  会場はそんな秋佳の大暴れに歓声し盛り上がる。まさか中の秋佳が悶え て暴れてるなど誰も思わないからであった。 (だ・誰か..こ・これを止めてぇぇ...)  股間を押し上げてくるピストンがさらに強くなってくる。  足を閉じて快感から逃れたい秋佳だが、着ぐるみに入ってるため、股は 無防備に開かれている。  つまり、ピストンを遮るものは一切なく振動を素直に受けなければなら ないのだ。  強烈な振動により、秘部からは大量の愛液が溢れ出してくる。  すでに秋佳の陰唇は充血し始め、ぱっくりと開き始めてきたのだ。 (はぁはぁ..だ・だめぇぇーー) 「さぁて♪濡れた頃だから、そろそろ軽く1回イってもらおうかしら」  安希がリモコンで付いてる目盛りをどんどんと回すと股間の押してくる ピストンの高さが少しずつあがってくる。  それにより、当然、押し上げてくるピストンは容赦なく秋佳の大陰唇を 分け、さらにその奧の小陰唇まで開かせてきたのだ。 「ガオオオゥゥ!!ガアアァァーー!!」<だ・誰かーー!何とかしてぇ ぇーー!!>  秋佳は思い切り叫び身体を思い切り振ってピストンから逃れようとする。  だが、いくら叫ぼうが、暴れようがそれはただの怪獣のアトラクション にしか見えず会場からは歓声しか返ってこなかったのであった。  後ろのチャックを開いて逃げようと考えても手は届かない。  もはや完全に安希の罠にかかってしまった秋佳であった。  だんだんと増してくる快感。  もう、いつでもイってしまうほど快感が強まってきている。 (こ・こんなとこでイきたくない..だ・だめよぉぉー)  必死に快感を抑えようと身体をよじる秋佳だが無防備な秘部には次々と 強烈な快感が襲ってくる。  意識が徐々に真っ白になり、もう抑えきれない秋佳。  ついに、秋佳の入っていた怪獣が突然身体を反らして大声をあげてきた。 「ガオオオオオオオオオォォォーー!!!」 「ガオ..ガォ..ガァァーーー」  秋佳の入っていた怪獣が数回、痙攣を繰り返す。観客からはリアルな怪 獣の咆哮としか思ってないであろう。  もちろん、咆哮には間違いないがそれは絶頂と言う秋佳の恥かしい咆哮 であった。  秋佳はついに強烈な刺激に負けて1回目の絶頂を迎えてしまった。  そんな秋佳を見て安希は軽く笑いながら言う。 「ふふっ♪まずは1回目♪」 「ガォガォガゥ・・・・」絶頂により荒い呼吸を繰り返す秋佳。  そんな秋佳に対して、より怪しく目を光らせる安希。  そう、安希の羞恥はまだこれからが本格なものであり秋佳の卑猥な怪獣 ショーはこれからが本番であった。