第18話「新たなるチャレンジ」


 夏になり暑い中、今日もスタジオで教育TVのしつけ番組「悪い子はぺ んぺん」の収録が行われていた。  相変わらず、衣愛代の尻たたきは毎回あり、その尻をたたくお母さん役、 広永美香が今日も衣愛代の尻を思いきり叩いていた。  ただ、最近は広永自身うまく叩く様になり、音だけ響かせて手のあとも うまくつけるようになって、衣愛代の痛みがほとんどいぐらいの名演技を やる様になっていた。  それもそのはず今の広永はその母親役が人気を出し今やあちこちの名ド ラマの母親役で売れている人気女優になったからである。  もう当時の憎悪心もなく、かえって衣愛代に感謝しているぐらいであった。  だが皮肉にも番組の方はすでにマンネリ化してしまい、広永は役者とし てその状況をやぶりたいと思っていた。  広永にとってまだこの番組は主婦層の人気を集める絶好の番組であり他 のドラマでは、なかなかこの層を集めるのは苦労がいる事だった。  そして広永はあるとんでもないアイデアを思いつきそれをプロデューサ ーにぶつけて見た。 「もう世間では衣愛代ちゃんのただのお尻たたきではダメなのよ。この企 画書のお尻たたきなら更なる教育TVのタブーを打ち破れるはずなの」 「うう〜ん、しかしこれはさすがに..確かに前以上にタブーを破れるが..」  広永が出した企画は作山の時よりも斬新であり、今まで以上に教育TV のタブーを打ち破ることが出来よう。 「今度こそ..クビになるかもしれんな..」 「それはわかってます。けど、お願いします」 「マンネリを破るために、もう1回クビを賭けてみるか..」  どうやらプロデューサーも番組のマンネリを感じていたらしい、再び自 分のクビを賭けて広永の企画を乗ることにした。  そして、その事を早速、衣愛代に伝えたが案の定、衣愛代はそれに猛反 対した。  しかしクビを賭けてるプロデューサーと一生懸命に頼む広永の熱意に負 け衣愛代は承諾する事になった。  こうして撮影の日、例の企画の収録が始まろうとしていた。  いつもなら衣愛代は子供服ぽい姿で収録するのだが今日の服は夏と言う ことで何と名前がひらがなで書かれたネームを貼ってのスクール水着での 登場だった。  さっそく、いつも様に本番が始まり衣愛代は泥をプールに入れる演技を してきたのであり、次々とプールに泥を入れる中、いつもの通り広永が演 じるお母さんがあらわれ注意をし始めた。 「こらぁぁ〜衣愛代ちゃん!プールに泥なんて入れちゃ駄目でしょ!」 「そんなの関係ないもーん」  台本どおり、衣愛代はその言葉を聞かずに泥をいれ続けており、お母さ んを怒らせてしまう。 「言う事、きかない子は”おしりぺんぺん”だからね!」 「やれるもんなら、やってみたら〜」  ついに怒ったお母さんは最後の手に出ることになり、衣愛代を抱えてか らスカートをめくる演技を始めるのだが.. 「ああっ、しまったぁ〜」 「へへ〜残念でしたぁ〜。今日はパンツ下ろせないよーだ」  そう、いつもなら衣愛代のスカートをめくり、パンツをおろしての尻た たきなのだが今日の衣愛代は番組上初の水着姿なのであった。  それもビキニタイプと違く上下が一体となったスクール水着である以上、 下だけを脱がすことも出来ないのだ。 「これは参ったわぁぁ〜」 「へへ〜今日はお尻たたきなしだね〜。私の勝ちだーよ」  お尻を出せない以上は尻たたきも出来るわけがなく、どうしていいか困 ってしまうお母さん役の広永。  もし、お尻を出すのであればスクール水着を脱がす必要があった。 「衣愛代ちゃん、”おしりぺんぺん”するから、水着を脱ぎなさいっ!」 「そんなのやだよーだ。恥ずかしいもんっ」  衣愛代に対して水着を脱ぐように言ってくるお母さん役の広永。  実はこれが今回の新たなチャレンジでありお母さん役の広永はなかなか 脱がない衣愛代を見てその水着をつかみ一気に下までおろしてしまった。 「言う事、きかない子は裸で”おしりぺんぺん”だからね!」  教育TVの番組で衣愛代の全裸を堂々と晒してしまう新たなチャレンジ。  もちろん実際の放映では衣愛代のおっぱいも大事な所も放映はされない が、収録している今の状態は全てが丸見えの状態であった。  それも今回は学校のプールでの設定のため、小学校のプールを借りて野 外で撮影しているから金網ごしにかなりのギャラリーが集まっていた。  つまり衣愛代は撮影を見ている一般の人たちの前で全裸にされ、更には 前張りやニップレスもつけていないのだから、まさに全てを晒している状 況になっているのだ。  ギャラリーたちからは歓声がわきあがり、その声のせいで1回撮影が中 断となる。  急いでADがギャラリーたちに声をあげないように注意を始めるのだが、 その間の衣愛代の姿は、すぐにでも撮影が再開できるようにと全裸での4 つんばいのままでスタンバイさせられていた。 (ああぁっ、早く撮影再開してよぉぉーー。みんな静かにしてよぉぉーー)  ADが必死に声をあげないように説得しているが、なかなか歓喜は止ま らろうとしなかった。  それもそのはず、衣愛代の4つんばいのお尻はギャラリーの方に向けら れており、更には股を開いた状態にされていたからだ。  その上、プールの床が地面から高い位置になっていて、ギャラリーの顔 の位置と同じとこに衣愛代の股間があるのだ。  つまりは目の前にはTVでは絶対に映すことがない、衣愛代のおま●こ が股の間からはっきりと見えてしまったのであった。 「すげー、本当に毛がほとんど生えてねーじゃん。まさに天然パイパンだぜ」 「それよりも見事に縦筋1本なのかよぉ〜。ガキのおま●こみたいだな」 「しかし公開撮影で前張りなしだなんていいのか?おま●こ見せ放題じゃ ねーか」 「写メしてーが撮影器具、全部没収だからな。目に焼き付けるしかねーな」 (ああぁっ..そんなに見ないでぇぇーー!早く撮影再開してぇぇ〜)  10分後、ようやくADがギャラリーの歓喜を押さえることが出来、撮影 が再開された。  裸の4つんばいの衣愛代の尻たたきを始める。  ピシャァァァーーーンン!!「ぁぁっっ・・・」 「心から反省するまで、ずっと叩きますからね!」  ピシャッ!ピシャッッ!!ピシャァァァーーーンン!! 「ああぁぁ・・・ごめんなさーい〜お母さん」  ピシャッ!ピシャッッ!!ピシャン!ピシャッーンン!!  ピシャァァァーーーンン!!  豪快に衣愛代のおしりの音が響く中、Cカップのおっぱいは大きく揺れ る上に、おま●この方も尻たたきで少し開いてギャラリーの目を釘付けと させる。  何せ、おっぱいやお尻は見れたとしても、おま●この方はこの機会を逃 したら見ることが出来ないからだ。  しかし、よく考えてみると、これじゃ衣愛代のおま●こをわざと見せ付 けている様な感じではないだろうか?  そう、これは広永の提案でわざと衣愛代のおま●こを見せるように仕組 まれていた。  ただ、衣愛代を辱めようとしてるつもりではなく、いやらしい雰囲気を 出さないための賭けであったのだ。  下手に前張りなどを張ったり、見えないようなアングルを取れば、逆に その隠れた部分を見てみたいという願望が出てしまって、やらしい視線が 集中してしまう恐れがある。  だがら、衣愛代のおま●こを堂々と出すことになったのだが、これは危 険すぎる賭けだろう。  いくらなんでも男の本性からして、逆効果となるのではないか?  現に衣愛代の丸出しのおま●こには男たちの視線が集中しており、広永 の賭けは失敗に終わってしまいそうな感じだったが.. 「反省しなさいっ!反省しなさいっ!  ピシャッ!ピシャッッ!!ピシャン!ピシャッーンン!!  バチッバチィッ!バチィィィーーーンン!!  広永の息をもつかせない尻たたきに鼻の下を伸ばしていた男たちが怖気 はじめていく。  それはまるで、いやらしい気持ちで見ていたのを咎められ、自分も尻た たきをされてる感覚を味わってしまう感じであった。  どうやら、広永の真剣な鬼気迫る演技に見ているギャラリーが引きずり 込まれてしまったらしい。  これは本当に演技なのか?とたずねたいほど、すごい演技をしてきたの であった。  もちろん、衣愛代の方も一切の恥ずかしさを見せずに、叩かれて泣いて 喚いている演技もよく、本当に泣いて謝ってるように見えていた。  こうして、尻たたきは10分ほど続くことになり、泣きじゃくった衣愛 代が謝るセリフを言って撮影は終わったのだが、その時には衣愛代のおま ●こを集中してみる者は誰もいなかった。  すっかり広永の尻たたきにいやらしい気持ちを吹き飛ばされてしまった のだ。  ちなみにここまで思い切り叩かれた衣愛代のお尻はどうなったかと言う と、何とほとんど痛みがなく、すぐに腫れがおさまってきたのだ。  どうやら、広永がいろいろ練習を重ねていたらしく、見た目だけを凄く 見せるとこまで尻たたきを極めたらしい。  当然ながら、痛みがほとんどないので衣愛代の方も痛がって泣く演技を 必死に見せてきたのであった。  後日、この様子を教育TVで放映されると様々な雑誌や各TVで話題に もなったが、またしても世間の目はやらしいという感じでは捉えず、何故 か広永の鬼気迫る演技の方が注目された。  広永が本気のしつけシーンが前にも増してすごくなったと今回も主婦層 には大好感となったらしく、TVでは衣愛代の裸はお尻以外の恥部は上手 く隠して見えないように工夫していたので、次も素っ裸に剥いてお尻叩き をして欲しいという要望が殺到するぐらいだ。  これは、綺麗なおっぱいやお尻をTVで見せ付けている衣愛代に不満を 感じていた主婦層が広永の尻叩きですっきりしたからであろう。  武器にしている身体が野外で裸の4つんばいで晒されるのを見て、いい 気味だと思ってる主婦層が多かったみたいだ。  それに今回も衣愛代のイメージダウンには少しも響かず、かえってその 大胆さが受けまた様々な番組出演がくるほどだった。  結局、例の尻たたき番組もマンネリを打ち破って、再び人気があがるこ とになった為、夏の間はスクール水着出演が決定してしまった。  これにより、衣愛代は毎回、各ロケ地のプールで脱がされる事になり、 その度に縦すじのおま●こを人前であっさり晒されてしまうことになった。  ギャラリーの撮影器具は全て取られるので撮影される恐れはないが、衣 愛代の大事なとこが見えるとあって、邪な考えを持った男性が毎回殺到し てロケ地はすごい人混みになっていた。  ちなみにロケ地は撮影当日まで関係者以外には発表しないのだが、それ を調べてくる執念がすごいと言えよう。  ただ毎回、大人数がロケ地にやってきて地域住民とかは迷惑しないのだ ろうかという疑問が出るところだが、実はロケ地は全て活性化を目指して いる過疎地域を選んでおり、臨時の観光収入が入ってくることので衣愛代 のロケは大歓迎で迎えられていたのだ。  ついでに作山がそこの地方番組の別撮りの仕事を取っているので衣愛代 の知名度はどんどんと上がっていくことにもなった。  だが、これで世間としては衣愛代のおっぱいやお尻は当たり前となり、 それ以上の箇所を晒されていくので衣愛代としては不安でいっぱいであった。  それに、この辺りの撮影から衣愛代の身体に奇妙な感覚が徐々に湧き上 がっていく様になった。  それは快感に近いものであり、衣愛代の何かが目覚めようとしている感 じでもあった。 後日談:衣愛代の全裸尻たたきが有名になったせいで、ふりはりの第3弾     キャラクターライブでは”金色娘、衣愛代ちゃん”として全裸に     金粉を塗りつけてコントをする事になってしまった。     それも、おま●こ隠しは黄金葉っぱ1枚となっていたので、かな     り恥ずかしいキャラクターとなっていた。     言うまでもないが、その後のキャラクターライブのトーナメント     でも「金色娘、衣愛代ちゃん」が優勝してしまい黄金葉っぱを主     題とした歌までも出してしまうことになった。


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