第24話「立体駐車場でドキドキ」(挿絵:horaさん)

※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 何とか男子トイレから抜け出ることだ出来た私。  そんな私の姿を部長が遠くから隠れて見ていたことを知ったのはずっと 後のことだった。  この時の部長は高倍率ズームのデジカメを片手に私の痴態をこっそり撮 っていた。私が予想以上の辱めを見せてきたので、部長の方もかなり興奮 していたらしい。  そう、私は部長に見られてることを知らずに、女子トイレの掃除用具入 れを目指していた。  人が立ち寄らない場所で様子を伺う私。全裸なのに暑くてたまらなく、 全身から汗が噴き出ている。  あとは女子トイレに向かうだけだが、そう簡単には辿り着けない。  何せ、私が居る場所は休日のデパートであり、あちらこちらで人が通っ ているのだ。  特に女性客が多いデパートで女子トイレから誰も居なくなる時間帯など ほとんど無いだろう。 (そろそろタイムサービスだから..この時に..)  そう、女性客を一斉に集める時間がもう少しでやってくる。だからこそ、 タイムサービス前にトイレに駆け寄る女性が多くなってきていた。

物音が少ない道で進んでいても、そぉっと
頭を出して見ると誰かしらいるのである。
(やばいっ!人が居た。こっちもダメなの
ね..どんどん袋小路に追い詰められてる
よぉぉ〜)
何せ、今まで進んできた方からも人の声が
聞こえてくるし、自販機でジュースを買っ
た女性がこっちに歩いてきたら完全にアウ
トかも..
(ぅぅ..一か八か突っ切るしかないのね)
活路を切り開くためにも多少の危険は仕方
なく、女性が自販機の取り出し口に視線を
向けてる瞬間を見て、横切ることにした。
ほんのちょっとでも、こっちを振り向いた
ら裸の私が見えるだろう。
駆けてる間にも全身ドキドキハラハラして
たまらなかった。

 でも、危険を冒した甲斐があって、誰にも見つからずに用具入れまで辿 り着けた私。 (まだ油断しちゃいけないわ..気をつけていかなくちゃ)  人の気配が無いことを確認しながら用具入れの奥まで進む。中はすごく 狭くて人ひとり通るのが精一杯だった。  良く見ると換気用の窓が開いており、まずはここを閉めないと不味いだ ろう。 「ぅぅぅ..この窓、錆びてて閉まらないぃっ」  戸先が外側に突き出るタイプのスイング系の窓であり、少し身を乗り出 して内側に持っていこうとしても全く動かない。  いや、よく考えたら、今の私って外からおっぱい丸見えじゃないかぁ〜。 「やばっ..み・見られてなかったよね?」ドキドキッ..  仕方ないけど窓は開けっ放しにするしかない。  何せ、下を通っていた通行人に一瞬見られたらしく、こっちの方を見な がら会話をしてきたからだ。 「おい、今あの窓から裸の女が見えなかったか?」 「何、真昼間からバカ言ってんだよ〜。気のせいだろ」 「そーだぜ、裸の女が窓から見えるわけないぜ」  これには、かなりドキドキしちゃったよぉ〜。もし大声でも出させたら 用具入れに人が来ちゃうし..  とりあえず顔を絶対に見られないところで、じっとしないといけない。 (ああ〜ん、あの窓、かなり開いてるよぉぉ〜)  ロッカーにぴったしと身体をくっつけて、通行人が立ち去るのを待って いたが、彼らは見るアングルを変えながら必死にこっちを覗こいてきた。 「ん?もしかして、あのマネキンと勘違いしたんじゃねーか?」 (!!ま・マネキンって..まさか私のことぉぉ〜) 「あっ、そういうことか..マネキンを見間違えたかも」 (あのぉ〜。この用具入れにマネキンらしいのないんだけどぉ〜) 「全く人騒がせな奴だな。マネキンなんて見ても面白くねーから先行くぜ」 (うそぉぉ〜。どこまで見えちゃったの?勘違いしてくれたのは助かった けど..いろいろ見られちゃったのぉぉ?)  恥部を見られたかも知れないことに身体がすごく火照ってる。恥ずかし いことに濡れ始めちゃったよぉぉ〜。 「だ・大丈夫..おっぱいやおま●こを見られたらマネキンなんかと勘違 いしないし..み・見られてないと思う..うん!見られてない」  とりあえず、他の通行人に気づかれないうちに、用具入れにあった服が 入った袋を取ることにしたのだが.. 「!!うそっ..服が入ってない..ネクタイしか入ってないわ」  何と、袋の中にはネクタイしか入っておらず「下の階の紳士服売り場の 試着室で待つ」との手紙が添えてあった。 「・・・私に..まだまだ露出行為をしろってことなのね」  この瞬間、私は部長の仕打ちに観念してしまい、恥ずかしい露出をする ことを決意した。  いや、心の中ではこうなることを期待していたのかも。だって私のいる 場所は用具入れであり、人が居ないといえ、いつ誰か入ってきてもおかし くないとこで素っ裸で立っているんだから.. 「ぁぁっ..けど、本当にネクタイだけだなんてひどいよ..」

(ネクタイじゃ..どこも隠せないわ。これ
だけでどうすれば..)
そう思う私の身体は何故か火照り始め頭に
とんでもないイメージが浮かんだ。
(ネクタイは首にするもの..)
「ネクタイは首にしなきゃ恥ずかしいよぉ
ぉぉ〜」
自分の首を絞める露出的発想ってことは分
かってるけど、ネクタイを締めてる私の身
体には電撃のような快感が襲ってきた。

「こんな格好で..ここデパートだよ」
人がいっぱいいるデパートでネクタイ1つ
で歩く姿を思うと、どこか心の奥で悦びが
湧いてくるような気がする。
すごく危険なのに..こんな強制的な露出
は嫌いなのに..
すーー。「でも..行かなくちゃ..」

 私は下の階に向けて、ネクタイ1つで行くことに決めた。  けど、そのままデパート内を素っ裸で歩くわけにもいかないので身を隠 しながら目的地まで行けるルートを進むしかない。  丁度、下の階に行く階段まで繋がる立体駐車場の入口がこの近くにあり、 私は急いで向かっていった。  そして立体駐車場に入り、薄暗い室内をネクタイ1つで進んでいく。  人の気配はそれほど無いけど..上の方には監視カメラが動いていた。 (カメラに写されたら一巻の終わりだわ..)  カメラの動きに合わせて裸でコソコソと移動する私。時にはカメラを避 けるために車の陰から飛び出して走らなければいけない。 「ああっ、見られちゃう!見られちゃうよぉぉ〜」ダダダダッ..  もし、この瞬間に車が入ってきたら全てを見られちゃう。動くカメラに 写されるわけにもいかないので逃げる方向も変えられない。  っていうか、ここの駐車場カメラ多すぎだよぉぉぉぉ〜! 「はぁはぁ..こんな恥ずかしいこと、いつまで続けなくちゃいけないの よぉぉ〜」  少し弱気になる私。もうこのままカメラに写されて警備員に捕まった方 が楽のかもと思う。だけど、そっちの方が最悪だから、やはりカメラから 逃げ続けるしかない。

(あっ、こっちにもカメラがあるの?)
苦労して進んだとしてもカメラのせいで
引き返すこともあれば、その場で立ち止
まることもある。
辺りから丸見えの場所であっても、私は
じっと裸のままで待たなければならない。
カメラに写されるぐらいなら、見られて
しまう方を犠牲にしなければいけないな
んて..
「部長のばかぁぁぁぁぁ〜、ばかぁぁ!」
こうなったら、絶対にどっちにも見つか
らずに抜け出てやるんだから!
露出狂として捕まってたまるものですか。
それに、やっとカメラの動きも分かって
きたから、隠れながら進めるはずよ。
ただ、乗り降りする人は居るので、車の
後ろの陰に隠れながら少しずつ進む私。

(ぁぁっ..考えてみると私、すごいことやってるよぉ〜。駐車場で裸で 進んでるなんて..)  そう思うと、一気に露出の快感が襲ってきた。  すぐ近くで歩いている家族連れの楽しい会話が快感として私の全身に突 き刺さってくるの.. (もし見つかったら、せっかくの家族団らんが台無しになっちゃうぅ..)  息を潜めながら私の手は、指は無意識におま●こを弄ってきた。 「あぁっ、こんな時にだめぇ..」  危機感が程よい快感として全身に伝わってくる。見つかっては不味いの に、声を潜めなきゃいけないのに、イケナイことをするなんて..  でも..乳首はものすごく固く立っていて、おま●こから辺りに匂いが 漏れるぐらい愛液が溢れ出してくるの。  私の太ももは垂れてきた汁でびしょびしょなのぉぉぉ〜。  これじゃ、見つけて欲しいって言っているみたい..  心のどこかでは私、この露出を悦んでいるんだわ。部長と一緒にこのデ パートに着た時から、こういう目に遭うのを望んでいたのかも..  私自身じゃ、こんな露出行為とても出来ない。ネクタイだけ纏ってデパ ート内を動き回るなんて..  部長のひどい仕打ちはもう私にとっては気持ちいいことになってるよ〜。 「はぁんっ」ビクンッ、ビクゥゥ!  軽くイっちゃった..こんな状況でイっちゃったよぉぉぉ。  何も知らない家族連れの近くで、こんな淫らなことをしちゃうなんて、 これってすごいシチュエーションかも。  けど、これ以上の危険な行為は避けないと!慎重に進まないと!    少しイったせいで落ち着いた私は駐車場を早く抜け出ることに専念して 進んでいくことにした。  だが、そんな私をあざ笑うかのような信じられないハプニングが起こっ てしまった。  私が次の車の陰に移動したと同時に、その車が私が移動してきたことに 全く気づかず発進してしまう。 (えっ!ちょっとぉぉぉーー)  ぽっかり空いた空間には裸の私が丸見えとなり、急いで次の車で向かお うとした。が、こういう時ほど負の連鎖が起こるものであり、足がもつれ て思い切り転んでしまった。  バンッ!  恥ずかしいことに次に隠れる車にでんぐり返しで大股を開いたままでぶ つかった私。  幸いなことに誰も乗ってなかったからいいものの、誰か乗っていたら一 巻の終わりだった。 「いやぁぁぁぁっ〜〜」  もう頭がパニックになった私は、危険を覚悟して全速力で駐車場を駆け 抜けることにした。  走ってて風が冷たいはずなのに、私の身体は全身に火がついたように熱 くてなっていた。  それも恥ずかしいことに、走った跡には水滴のようなものが残っており、 それは全て私の淫らな愛液であった。  ようやく駐車場を抜けて階段までたどり着いたけど、その頃には恐怖心 がすっかり消えて、激しすぎる興奮が起こっていた。  階段を1つ下りるたびに、おま●こが狂ったかのようにぱくぱくと開閉 を繰り返す。口からは涎が少し垂れ、息もはぁはぁと荒くなった私は誰が どう見ても露出狂しか見えないだろう。 「はぁはぁ..気持ちいい..きもちいいぃ..」  快感に身を任しながら、どんどんと階段を下りていく私。  このままじゃ、平然と裸のままでデパート内に入りそうなほど暴走して いる気がする。 (ダメ!もうちょっと気をつけて行かなくちゃ..でも理性が効かない..)  そんな淫らな私を諌めるかのように、部長の次なる罠が発動した。  それによって私はまた現実に戻され、辱しめの苦しみを味わうことにな るのであった。


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