第21話「副部長の葛藤」(挿絵:horaさん)

※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

「先輩、まだ残るんですか?そんなに根詰めて整理しなくても?」 「大丈夫よ。あなたたちは先に帰ってちょうだい」 「わ・わかりました。じゃあ鍵締めの方をよろしくお願いします」 「ええ、きちんと締めておきますわ。じゃあ気をつけて帰るのよ」 「はい..」  今日は美術部の方をお休みし、図書室の蔵書の整理をするために1人居 残って本を仕分け始める私。  もう図書室にくる生徒もおらず、誰も入ってこないように内鍵もしめた ので何をしても問題はない。  部活の方は副部長の私がいなくてもさほど問題はないし、部長はあの子 をどうやって苛めるかしか考えてないので、私のことを気にする暇はない はずですわね。 「んふふ〜、灯台下暗しとはこういうことを言うのですわね〜」  最上階にある図書室には小さなベランダがあり、ベランダの下は普段、 誰も通らない校舎裏となっている。  そして図書室のすぐ近くには非常階段があり、そこを降りればすぐに真 下の校舎裏に出れるのであった。 「ここなら、自分で服を回収できそうですわぁぁ〜」どきどき  あの子の露出を目の当たりにしてから、私の中の何かが目覚め始めてし まったような気がする。  露出というものがどんなものかと知りたくなり、興味本位でこっそりと やり始めてしまったのだ。  始めのうちは自分の部屋で裸になって勉強したり、お風呂の窓をわざと 全部開けて入浴したりしたけど、もっと大胆なことをしたくなる自分がいた。  そして、図書委員という立場を使って、図書室でも露出を始めた。  最初はノーパンで図書の整理をしてドキドキ感を楽しんでいたけど、次 第に物足りなくなって恥部の露出度が増す行為をし始めてる気がしますの。  そう、気がつくと私までも皆に内緒で露出を楽しむようになってしまい ましたの〜。  始めは図書室で裸になるなんて、はしたないと思っていたのに今じゃ裸 になったぐらいじゃ足りないような気がしますわぁぁ〜。 (やっぱり、あの時の屋上のようなインパクトが必要なのですわ)  窓を開き、ベランダに出るとドキドキ感が増してくる。身体の疼きが止 まらずエッチな気持ちになってくる。 「ここなら脱ぎ捨てても大丈夫ですわよね?」どきどき  今からここで服を脱いで、脱いだ服を下に落とすのだが、再度念入りに 人の気配がないことを確認する。  普段誰も通らない場所と言っても、服をそこに投げ捨てて回収する以上 は注意を払わなければならないからだ。  図書室のベランダで始めるストリップ。夕日がスポットライトのように 感じて余計に興奮が高まってしまう。  どきどきっ「じゃあ、スカートだけ落としますわよぉ〜」  まずはスカートだけを落として、どんな感じで落ちていくかを様子を見 ることにした。  風も吹いていないことから、自分が大よそ予想した場所へ落ちていった ので一安心した。 「これなら..パ・パ・パンティを落としてもだ・大丈夫ですわよね?」  次にパンティを落とすことを決めて脱いでいったが、急に風が吹き始め たので1度、図書室に中に戻って風が収まるのを待つことにした。 「ぁぁ..私ったら何てはしたない格好をしてるのぉ..」  よく見ると今の自分の姿は下半身が丸出しであり、脱ぎかけのパンティ が足に引っかかった淫らな姿となっていたからだ。 「ああぁっ..こんなはしたない格好で図書室にいるなんて..ありえな いですわぁ〜」  こういう恥ずかしいことをしている女子にはお仕置きが必要なのですわぁ〜

大胆なことに私は図書室の入口まで行き、
内鍵を開けて、頭だけを出すことにした。
「す・少しぐらいなら外に出ても大丈夫です
わよね..これぐらい出来なくちゃ非常階段
なんか無理ですし..」
これから服を取りに行く予行練習しとして、
図書室を少しだけ出た私。
ただ、普通に出るだけじゃ予行練習にはなら
ないので、図書室の入口の近くにかけてある
黒板にメッセージを書くことにした。
普段は新着図書の案内や開室時間などを記入
するために設置された黒板であり、そこに大
胆なことを書き始めたのであった。
<わたしはこれから服を全部外に投げ捨てて
全裸姿のままで取りにいきます>
「ああぁっ..もしこれを誰か見てしまったら、
おしまいですわぁぁ〜」

 恥ずかしい告白を書いた以上は早く服を脱いで取りにいかなければなら ず、再び下半身丸出しのままで図書室のベランダに出た。 「ぁぁ..あの黒板を見られたら..はやくぅ..脱ぎ捨てないと..」  震える手つきで足元から抜いたパンティをつかみ、ベランダの外へ落と そうとするのだが、何故か指元が動かない。 (これを落としたら..本当に後戻り出来ませんわぁ..ぁぁ、でもぉ)  どうしても勇気が出なかった私は目をつぶって指をそっと離すことにし、 指元に下着の感覚が消えたことから、もう下に落ちてしまったのだろう。 「ぁぁ..落としてしまいましたわぁ..もう全部落とすしかないですわ」  パンティを落とすときは怖かったが、実際に落としてみると痺れるよう な快感が襲ってくる。  もっと..もっとこの快感を得るために残りの服も落としたくなってき た私であった。 「全部ぅ、脱ぎますわよぉぉ〜。1枚1枚服を捨ててしまうのですわぁぁーー」  イケナイことをする快感に酔いしれながら、1枚1枚と服を脱いで下の方 に落としていく。 「ぁぁ..落ちていきますわぁー」  この前のように、あの子が回収することもないので後で全裸の自分が取 りにいかなければならない。 「ああぁっ..誰かに拾われたら、おしまいですわぁぁぁーー」  肌を真っ赤に染めながら、最後の1枚までもベランダから投げ捨ててしま った。 「全部ぅ..捨ててしまいましたわぁぁー。あれを取りにいかないと帰る ことも出来ませんわぁぁーー」  あとは早く回収にいかないとならないが、室内に戻ると自分のした行為 に悶えて動けなくなってしまう。  図書室でおま●こをピクピクさせながら動けないなんて淫らすぎますわぁぁー 「ぁぁ..こんなとこで時間をつぶしてはいけませんわ..」  いつ誰が校舎裏を通る可能性がある以上、図書室を早く出て非常階段を 使って脱いだ服を取りにいかなければいけないのだ。  ただ、委員である私が図書室を出るのだから、用件を書いて行かなくて はいけないだろう。  図書委員の行先予定表として使っているホワイトボードにマジックペン を持って用件を書き始める。  自分の名前の下に行先を校舎裏と書いて、脱いだ服を全裸で取りに行っ てますと淫らなことを書いてしまった。 「ああぁっ、こんな予定を見られたら、どうしましょぉぉ〜」  露出予定を書き込んだホワイトボードを見ると、私のおま●こはよりぱ っくりと思い切り開き、淫らな状態となっていく。 「はしたない汁がいっぱい出てますわぁぁ〜」  愛液が溢れてきたところで、図書室の内鍵をあけて鍵を閉めずに服を取 りに非常階段へと向かう。  非常階段は図書室と目と鼻の先にあるため、すぐに階段に出る事ができ たが全裸で出た快感が一気に私の身体を襲ってくる。 「周りから丸見えですわぁぁーー!この中を降りなければいけないなんて 出来ませんわぁぁぁーー」  急がなければいけないのだが、あまりの快感からか身体の力が抜けて、 その場で尻餅をついてしまった。 「ああぁっ..どうして、こんな恥ずかしいことをしてますのよぉぉぉ〜 あの子のように裸で校舎裏まで行くなんて出来ませんわぁぁぁーー」  初めて裸で非常階段に出た私の中に、快感とは別の恐怖感が沸いてきた。  けど、もうここまでした以上、あとには引けないのも分かっている。 「行くしかないのですね..裸のままで降りるのですね..」  恐怖で泣きそうな思いを我慢し、周りに見つからないように4つんばい となって降りる事を決めた。  ただ、恐怖に怯えてる割には私の股間からは次々と恥ずかしい汁がポタ ポタと垂れてきたのであった。  興奮が徐々に高まる中、校舎裏へ続く非常階段を少しずつ降りていく。  こんな恥ずかしい4つんばいで非常階段を降りているなんて自分がおか しくなったのかも知れない。  そう考えると急に不安が出てしまい、不味い事に降りる途中で理性が戻 ってきてしまった。 「い・いやぁぁっ..や・やっぱりダメぇぇぇーー」  首を大きく振り、恐怖感が増してきた私の赤い顔が急に青ざめてくる。  股間の恥ずかしい汁はひどくなっていても、迫り来る恐怖感を打ち消す ことが出来なかったようだ。  けど..服を取りに行かなければ帰ることも出来ない..  怖くても先に進まなければいけない私は4つんばいから中腰になり、危 険を承知で早く降りる事を選んだのであった。 「ぁぁ..あの子みたいに破廉恥になれないっ。なれないですわぁぁ〜」  叫び声に近い声をあげながら、急いで非常階段を降りて脱ぎ捨てた服を 回収する私。  正直な話、感じるというよりは生きた心地がしない恐怖感でいっぱいだ ったと言った方が近いだろう。 「はぁはぁ..は・は・早く回収しないとぉ..い・いやぁぁぁ〜、何で こんな馬鹿なことしちゃったのよぉぉぉーーー」  この時ばかりは人目を気にせず、ひたすら服を回収するだけで頭がいっ ぱいであり、まだまだ過激なことが出来ないことを思い知らされたようで あった。  とりあえず、服を全部回収した私は急いで非常階段まで戻った。 (よかったぁ..誰にも見つからなかったわぁ..)  辺りに誰もいないことに、ひと安心した私だが、あまりにも人の気配が ないことが逆に露出の疼きを高めてしまった。 「ぁぁっ..こんなすごい格好でここまで来たのね..」  過激な露出行為をした実感が沸いてきて身体がはげしく疼いてくる。  熱くなる身体が再び、私の理性を狂わしてしまうことになる。 「非常階段は安全だからぁ..恥ずかしい姿で登らなくちゃ..」  人の気配がないことがあだになって、恥ずかしいことをしたくなる私。  もうこうなると自分を止めることなんて無理ぃ..  私は4つんばいとなり、片手で服を抱えながら非常階段を登り始めてし まった。

「早く登らなくちゃいけないのに..どう
して4つんばいなんかで..ぁぁ」
誰かに見つかってしまう不安は高まってい
るのに、恥ずかしいことを続けてしまう。
誰もこないのだから、4つんばいで登って
も問題ないといやらしい私が言ってくるけ
ど、人がこない保障なんて無いわっ!
「このままじゃ見つかっちゃう..4つん
ばいなんかで登っちゃだめぇぇ」
理性を振り絞って露出行為を止めようとす
る私だけど、身体が全然、言うことを聞か
ない。

これが露出のとりこというものだろうか?
恥ずかしいことをすればするほど、露出を
せずにいられない。
ぽたっ..ぽたっ..
「いやぁぁ..お汁が..お汁がぁぁ」

 ふと見ると、私の股間からはまた大量の愛液があふれ出しており、感じ ながら非常階段を登っていた。  階段の床には私の淫らな汁のあとが残ってしまい、早く乾いて消えて欲 しいと強く思った。  けど、そんな私の願いをあざ笑うかのように上に登っていくほど、床の 方がびしょびしょと言えるぐらいに濡れていた。 「そ・そんなぁ〜、こんなに私..濡れてませんのよぉぉ〜」  非常階段の床に愛液の水溜りが出来ている。行きで垂らしたものが残っ ていたとしても、こんなに濡れてしまったのだろうか..  匂いを嗅いでみても、やはり愛液のいやらしい匂いしかこない。  あまりにも淫らになってしまった自分にショックを覚えたのだが、この 時、上の方に誰か潜んでいたことを気づいていなかった。  そう、この愛液は別の女性のものが含んでいたが、私がその事実に気づ いたのはずっと先のことである。  その女性は言うまでもなく、私の露出癖を開花させたあの子であり、露 出狂になった私をどんどん辱しめようと考えているようだ。  しばらく、私は誰だか判らない不安の中で、あの子に調教されるという 運命に墜ちようとしていたのあった。


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