第1話「厳格学園」(挿絵作成:ぺた@ぺん)

※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 東京の端にある厳格学園。  あやゆる分野に人材を輩出している名門校であり、東大・京大への合格 率も半端ない。  男女共学で小学校から大学までのエスカレーター式の学校であり、校名 に使われてる「厳格」を誇りにしている学園だ。  が、それは表向きであり、政財界に深く関わって来たあたりから「厳格」 は狂いはじめた。  何と、この学園では信じられない処罰が数多くあり、不純異性交際をし たものには恥辱の罰が科すことになっている。  あまりにも矛盾すぎる罰。太った罰として満漢全席を平らげろと言って るようなものだ。  が、それに異を唱えるものは誰も居ない。これが、この学園のルールだ と!風紀副委員長の天崎 満子(あまさき みつこ−高校2年−)も風紀 を乱すものを次々と取り締まっていった。  この学園では驚くことに男女がキスをするだけで裸の身体刑を科されて しまう。  今日も学園の目安箱に2年2組のマドンナである美樹が彼氏とキスをした 証拠が投げ込まれると風紀副委員長の満子は直ちに数名の風紀委員を連れ て、授業中の2組の扉を開けて美樹を取り囲んだ。 「風紀委員です。2年2組 上宮美樹さん。貴女の規則違反が密告されまし たので処罰を受けてもらいます」 「!そんな..いったい誰が..」 「他の証拠もあるかも知れません。貴女の私物を全て風紀委員が回収しま す」  そう言うと、風紀委員は美樹の机やロッカーの私物を没収し始めた。  ガタンッ!「・・・満子っ!あんた、友達の私を罰すると言うの?」 「誰であろうと規則を破ったものは処罰を受けてもらいます。友達だから って見逃すことは出来ません」 「ぅぅ..」  ぼそぼそ「おいおい、このままいけば上宮の服も没収じゃねーか?」  ぼそぼそ「まあ仕方ねーな。男とキスなんかする奴は、俺らのマドンナ じゃねー」  ぼそぼそ「そうだ!あの美樹ちゃんはもう居ないんだぁぁ〜。あんなの は中古なんだぁ〜」  ぼそぼそ「男とキスなんてぇぇ〜。俺らに対する裏切りだっ」 「!そこのあんたら、勉強のやり過ぎじゃないのっ!今時、キスぐらい当 たり前じゃない?だから、あんたらはモテないのよっ!」  怒る美樹を目の前にして、クラスメイトの男子たちはニヤニヤして平然 としている。  もう、彼らには美樹はただの中古女としか見えてない。  美樹の承諾なしに勝手にファンクラブを作って彼らの中で美樹を神聖化 していた2組の男子たち。  実は厳格学園で育った生徒の中には彼らのように歪んだ思想を持つもの が居て、好きな女性に異常な潔癖を求め、裏切られると勝手に暴走して規 則を利用して辱めてくるのだ。  もう、彼らにとっては美樹は牝犬のようにしか思われず恥辱の罰を受け るのを期待してきた。 「もう服も没収しろよ!中古女にはお似合いだよ」 「そーだ、そーだ。素っ裸ぁ、素っ裸ぁぁ」 「あんたら、いい加減にしなさいよ!キスで裸にされるなんて、どうかし てるわっ!満子、真面目で頭のいいあんたなら分かるでしょ!」 「・・・規則を守らない方が悪いわ」 「満子..あんたおかしいよっ!同じ女性なのに..この罰の異常さが分 からないのっ!」 「・・・言いたいことは、それで済んだかしら?さあ、これ以上従わない場 合は強制的にやらせてもらうわ。その場合、晒すだけじゃ済まないわよ」 「満子、あんた何人辱めれば目が覚めるのよ..目安箱に都合よく密告が くるなんて変でしょ?あいつらみたいな頭のおかしい男子共のガス抜きに 利用されてるのよ..」 「・・・キスをしたのは事実!貴女が起こした失態と思って罰を受けなさい」 「わかったわよ..立派な風紀委員様、あんたも精々気をつけることね」 「忠告ありがとう。それじゃ、貴女の服も回収させてもらうわ」  満子が言うと、風紀委員たちが一斉に美樹の制服に手をかけて脱がして いく。 「せ・せめて、下着だけでも残して..」  クラスメイトたちの前で裸にされたくない美樹が嘆願したが、風紀委員 たちが手を止めることはなかった。  教室の中で2枚の布切れがヒラヒラと舞う。ブラとショーツがあっさりと 脱がされ、美樹は生まれたままの姿になった。  さらに無情なことに満子は美樹の制服のリボンを拾って裸の美樹に付け てきた。 「せめて友人として、リボンだけは付けさせてあげるわ」 「・・・み・満子、あ・あんたぁぁ..」  唇をかみ締めたまま、美樹は満子を睨み付けたが、恥辱な処罰はこれか らが本番だった。
 校内放送で美樹の恥辱の罰が行われることが伝えられる。  美樹は生徒が行き交う校舎玄関で裸で立たされ、男子たちの視線に晒さ れることになった。  あの美樹が!水着姿でも大歓声を浴びた2組のマドンナが、おっぱいも おま●こを惜しげもなく出している。  集まった男子たちが携帯を取り出して、夜のおかずにと美樹の痴態を写 してきたが、満子は写メを撮る行為には一切注意せず、辱めを受けたくな かったら規則を守るように他の女子に忠告するだけだった、 「も・もう許して・・・、せめて写メだけ撮るのを止めさせてよ..」 「規則を破った貴女が悪いのよ。ほら、もっと股を開いて」 「満子..あんた..」「ほら、早くしなさい!」  パチーン。満子は美樹の尻を軽く叩き、諦めなさいと言ってきた。 「・・・お・鬼..」  美樹は一瞬、満子を睨んだが、もう何を言っても無駄だということも理 解していた。くやし涙が止まらない。  キスなんかで、ここまで辱められるなんて絶対におかしいのに..きっ と、あんただって罠に嵌められてしまうはず..男子たちがあんたの裸を 見たがってるのを教えたいのに..けど、美樹は満子に何も言う気は起こ らなかった。  満子に言われるままに股を開き、彼氏にも見せたことがないおま●こを 男子たちの前に差し出したのであった。  この後もまだまだ美樹への恥辱の罰が続くことになり、厳格学園の規則 に則って一通りの辱めを受けることであろう。   満子はそんな美樹を見て心が痛まないのか?が、友人の美樹を辱めてで も、満子には満子なりの風紀委員を続けなければいけない理由があったの だ。