第3話「恥辱のシャワー室」(挿絵:甘栗さん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 恥辱のバスケをした日から3日後。  あれだけ恥ずかしい目に遭ったというのに、美佳は全校生徒の抜き打ち 服装取り締まりを行ってきた。  男子はそれほど取り締まりされることなかったが、女子の方は半数近く スカートが短いなど制服の改造を指摘されて罰点をくらうことになった。  この罰点は実際、内申書等に響く学校が正式に認めているものなので、 いきなりの取り締まりに大半の女子が頭にきていた。 「あの副生徒会長、マジ頭くるわっ!今どき膝位置のスカートなんて誰が してんだよ」 「あたしなんて下着が派手すぎるって余計な減点をくらったわ」 「何かムカツク〜。自分がしょっちゅうエロい格好してんの気づいてねー のか?」 「そうね。こうなったら、また副生徒会長にお灸をすえようよ。あたした ち女子全員がすかっとするぐらいのことしようよ」 「それ、面白いわね♪どーせなら、不様なもんにしよーよ。こんなのに引 っかかるわけないってものにするのはどう?」 「いいわね〜。腹がよじれるぐらいの辱めが丁度いいわね。副生徒会長っ て誰もが怪しいと思う罠にも素直に引っかかるからね」  取り締まりで恨みを買った女子たちが美佳を辱める作戦を始めることに なり、決行日は1週間後になった。  当然だが、男子たちの間でも美佳がまた辱しめられることが告知され、 今度はどんな痴態を見れるのかを楽しみにしていた。  そして1週間後の朝、美佳が歩いて登校してくることを知って、着々と メイントラップへ誘うための準備が開始した。  今朝の美佳はこの前のバスケの時と違い、ちゃんとブラを付けているの で、まずはノーブラにする必要がある。 (恥ずかしいバスケがした日に、すぐにブラを買いにいったらしい)  さて、いかにノーブラにするかだが、一番いいのは急な雨が降ってびし ょびしょになればいいだろう。  だけど、今日の天気は1日中快晴で雨が絶対に降らないのでどうするか?  雨が降らぬなら降らしてしまえ!と女子たちが強引な手に出た。  バシャァァァァァァーーー。  快晴だというのに、美佳がいきなり全身びしょ濡れとなってしまう。 「ちょっと!誰よ。水を捨てたバカはぁぁぁーー!」  どうやら、近くの住居ビルの脇を通り過ぎようとした時、上の方から誰 かが思い切り水を捨ててきたようであった。  ビルの中へ文句を言いに行こうと思ったが、すでに登校時間が迫ってる ので、ここは諦めて学校に向かうしかなかった。  一人だけびしょびしょの姿で登校してきた美佳の姿に男子たちは手をぐ っと握り締めて喜びに満ち溢れていた。 (さすがだぜ。これでまずはノーブラ・ノーパン決定だな)  美佳の方は早くこの濡れた服を着替えたく足早に校舎に向かっていくと、 数人の女子たちが校舎の中に入る美佳の足を止めてきた。  この女子たちも美佳を辱めるトラップの協力者であり、美佳をより辱め るために味方を振りをして近づいてきたのだ。 「ど・どうしたんですか!副生徒会長!」「水浸しじゃないですかっ!」 「実は上から水をかけてきた馬鹿がいて、びしょびしょにされたのよ」 「それじゃ、一度身体を洗った方がいいですよっ!」「えっ、いいわよ」 「良くないですよ。ただの水じゃなかったら、どうするんですか!」 「そ・そうよね..でも体育館の更衣室のシャワーはここから遠いし..」 「それならプールの更衣室のシャワーを使ったらどうです?あそこのシャ ワーは殺菌作用の成分も入ってますし」「それ、名案ですよ。副生徒会長」 「そうね..でもプールの更衣室は鍵がかかってるから入れないわよ」 「それなら共用のシャワーを使ったらいいですよ。あそこは内鍵になって いて自由に使えますし」「そうですよ。そこ使いましょう♪」 「共用のシャワー?ちょっと待って。そんなものあるわけないでしょ!」  そう、この学校のプールには更衣室の中にシャワー室が設けられており、 外部に共用シャワー室があるなんて初耳であった。 「もしかして知らなかったんですか?先月、男子の方のシャワー室が調子 悪いということで勝手に臨時に作った屋外のシャワー室ですよ」 「あっ、あのシャワー室ね。わざわざ配管までして本格的に作ってしまっ た違法建築物ね。まだ残っていたの?」 「残ってますよ〜。まだ取り壊してないみたいですよ」 「まったく〜、早く取り壊してと言ったのに、ほっとくなんて後で注意し なくちゃ!」「残っていて良かったですよ〜。せっかくだから最後に使っ てみたらどうです」「そうですよ。時間もないですし〜」 「そうね..今回は大目に見ることにして使わせてもらおうかしら..」  時間もないことから、深く考えるのをやめてプールのところに行くと、 確かに以前取り壊しを命じた共用シャワー室が残っていた。  ただ、何か前見たときに比べると、ずい分と安っぽいものになっている のが気になるとこであった。 (何か海岸で見かける簡易シャワー室みたい..こんな感じだったかしら?) 「さあ、時間もないから早くしてくださいよ。副生徒会長!」 「あまり時間かけると男子も来てしまいますし」「そ・そうよね」  こんな共用シャワーを使ってるとこを見られたくない美佳は疑うことを やめて、急いでシャワー室の中に入り、濡れた服を脱いでいった。 (ちょっと、ここって完全な簡易シャワーじゃないの?シャワーしかない なんて..)  シャワー室の作りはただ四方に壁があり、後ろの方の壁の上側に脱いだ 衣類を置く棚があるぐらいだった。  とりあえず、急いで裸になり、軽く全身を流して早く出ようとシャワー の栓をひねると、外にいた女子たちがそれを確認し、携帯から急いで、あ る指令メールを送信した。  [今、すっぽんぽん!男子たち準備はいい?]  このメールの直後、共用シャワー室から少し離れた草むらから男子たち の腕が何本か出てきた。  実はこの共用シャワー室は3日前まではここに無く、すでに取り壊された 跡が残っていただけであった。  何と美佳を辱めるために、わざわざここにシャワー室を作ったらしく、 まんまと罠が仕掛けられたシャワー室に美佳を入れることが出来た。  [じゃあ、シャワーを終える前に行くよっ!]  女子がメールを送ると同時に、別の女子が何かの紐をハサミで何箇所か 切ると、何とシャワー室の後ろ側の壁が外れて地面に倒れていったのだ。  まるで、どこかのお笑いコントで見かけるような壁の外れ方で、シャワ ーの後ろ側は完全に丸見えになった。 「えっ!何で壁が..ああぁっ..服が..」  運が悪いことに倒れた壁のとこに棚がついていたせいで服が思い切りバ ラバラに散らばってしまった。 「あ・あの..みんな、ドア外れたんだけど..」  美佳がそっと頭だけ出して周りを見回してみると誰もいなかった。 「そうか..代わりの服を取りにいったのね..」  そう、女子たちは代わりの服を取りにいったという事で、女子たちも別 の物陰で隠れていた。 「と・とりあえず、ドアを直さなくちゃ..」  顔を真っ赤にしながら急いで倒れた壁を持ち上げようとした。  さすがに恥部を隠したままだと壁を持ち上げられず、周りに人の気配が ないことから恥ずかしさを我慢して両手で壁を引っ張ろうとしたのだが..  「お・重い..駄目だわ..引っ張れない..」  やはり女性1人の力では少し持ち上がるだけで精一杯で、女子たちが来 るまで諦めるしかなかった。  しかし、この悪戦苦闘ぶりが後ろの壁の向こうにあった草むらの中から、 一部始終覗かれていたとは思いもしないだろう。  そう、副生徒会長のおっぱいもおま●こが草むらの男子たちに見放題に されてしまったのだ。  だが、実は男子たちが潜んでいる草むらはここ以外にも2箇所あり、そ の草むらの中にいる男子たちに女子のメールが飛んできた。  [そろそろメインといくよ〜、さっきよりも恥ずかしい姿にさせるから じっくり楽しんでおくのよ♪]  そのメールが飛ばした女子が残りの紐をハサミで全て切ると、今度はシ ャワー室の左右の壁までもが外れて地面に倒れていったのだ。  見事にまでに前面のシャワーを付けている壁しか残らなくなった状況に 美佳は完全に動揺しはじめた。  そして3つの壁を失った前面の壁も後ろの方へ倒れ始めたので、美佳は 慌ててシャワーの部分を両手で掴んで、倒れるのを阻止した。 (これが倒れたら、隠れる場所がなくなっちゃうぅ..)

徐々に後ろの方へ傾いていく前面の
壁を美佳が必死に両手でシャワーを
掴んで押さえている。
当然ながら、この状況では恥部を隠
すことが出来ないので全てが丸出し
のままであり、3つの草むらから隠
れて見ている男子たちには美佳の全
裸姿が見放題になってしまった。
男子たちが小声で興奮の雄たけびを
あげていく。
<これは傑作だぜっ!誰かあの美佳の
恥ずかしい姿を撮っておけよ>
<その辺はぬかりないぜ。ちゃんとビ
デオで撮ってあるから、あとでダビン
グしてやんぜ><おおっ、頼むぞ>
男子たちに恥辱な様子を撮られている
のを気づかないで未だに無防備な姿を
晒している美佳であった。
(ぁぁ..このままじゃ、この壁も
倒れちゃうぅ..)
必死で前面の壁が倒れないようにして
いる美佳だが、もはや時間の問題とな
っていた。

 服を取りにいった女子たちを待つことも出来ない以上、濡れた服を急い で取って着替えるしかないだろう。  そう思った美佳は前面の壁から手を離して、服を急いで着替えることを 選ぶことにした。  砂まみれになった服や下着が散らばっているところまで取りに走ったの だが、ここでまた悪夢のハプニングが起こった。 「おい、誰か裸で立っているぞ」「すげぇー、おっぱいが丸見えだぜ」  何と遠くから男子たちの声が響き、裸でいるとこを見られてしまった。 (いやぁぁぁぁっ!は・早く逃げなくちゃ..)  男子に見つかった以上、ここで着替えるわけにもいかなくなった美佳は 慌てて足元そばにあった靴と靴下のみ持ち、その場を急いで逃げ出す事に なった。  そう、まさかこの男子たちもグルだとは知らず、美佳は上手く人目を避 けながら校庭脇の体育倉庫の裏まで逃げていく。 (どうして..こんなことに..)  すぐ近くで生徒が通学している中で、素っ裸で体育倉庫の裏にいる美佳。  手で恥部を隠しながら何とか体育倉庫に入ろうとするが、入口は通学す る生徒の視界に入るので難しい。  時たま、女子生徒だけの時に事情を話して何とかしてもらうかも考えた が、説明する前に悲鳴をあげられそうな気がして怖くて出来ない。  とりあえず、は唯一持ってこれた靴下と靴を穿き、どうやって逃げ切る かを落ち着いて考えることにした。 (このままここにいるのはまずいわ..ひとまず完全に誰にも見つからな い場所へ行かなくちゃ..)  美佳は雑草が伸び放題になっている場所を選びながら、4つんばいで身 を隠くすようにして違う場所へ向かっていった。  何とか校舎前の花壇までたどり着き、生い茂る葉の中に身を隠す美佳。 (ここなら、葉で隠れるから少しの間だけ平気よね?)  葉が上手い具合に自分の周りの隙間を埋めてることにホッとする美佳だ が、とんでもない視角の盲点があった。  それは真上であり、実はすぐ前の校舎の窓から覗くと美佳の恥ずかしい 姿が丸見えとなる。  それも美佳が花壇に逃げ込むことは、すでに想定されており、ここに来 させるところまで見事に成功していた。  そして、美佳をはめようとする女子たちが校舎で待機している男子たち に次に行うことをメールで予告してきた。  [これから鉄の副生徒会長が素っ裸で校庭を走り去りま〜す♪]  果たして、美佳は予告どおり生徒が通学している状況で全裸で校庭を走 ってしまうのであろうか..