甘いコピー機に誘われて 読切


「今日は我慢しなくちゃ..我慢っ!我慢よ」  由里は首を左右に振ってから、手に持っていた書類におでこを2・3回 ぶつけてきた。生徒会長である由里は1人残って書類整理をしており、少 し一息つこうかなとコーヒーを淹れ始めた。  ただポットがコピー機の近くにあるので、身体が少しビクンビクンと反 応したようだ。よく分からないけど彼女はカラーコピー機に近づくと身体 が火照ってくるらしい。 (ああぁぁ..コピー機が目の前に..目の前にぃぃ)  ぶんぶんっ「駄目よっ、コーヒーを淹れるだけなんだから」  変な暴走をしないように、由里は必死な思いでコピー機の電源を落とし た。 (こ、これでいいのよ..これで..)  淹れたコーヒーを飲みながら、由里は電源が切れたコピー機を手で撫で ていた。(ぁぁ..電源を入れたい..いれたいぃ)  時計を見ると午後5時になっており、今校舎に残ってる生徒は生徒会長 の由里ぐらいだろう。 「はぁぁ〜、どうしてこうなっちゃたんだろう」  由里はコピーに抱きつき、愛おしい感じですりすりと頬を押し付ける。  どうやら電源を入れたい衝動を抑えようとしてコピー機に抱きついてい た。  由里がここまでコピー機に愛着を持つようになったのは、数ヶ月前のほ んのささいな出来心が原因だった。  高校2年の由里は真面目な生徒会長で有名だった。恋愛よりも学校のた め、生徒会長として、よりよい学風を築くために頑張っていた。だから恋 人はいない。任期が終わるまでは恋愛は一切しないと決めていた。  数ヶ月前の日の放課後も、居残ってのコピー作業(生徒会長として書類 作成等)をしていた。 「まったくぅぅ〜。この馬鹿コピー機、何度紙詰まりを起こせば気がすむ のよぉぉぉ〜」ガンガンガンッ!  すんなりとコピーが出来ないことに、コピー機を蹴ってうっ憤を晴らす 由里。  ようやく作業を追え、ほっと一息。かなり、ストレスがたまっているら しく何かこうくだらないことでもして発散しようかなと思っていたときに ふとコピー機が目に映り、悪戯心が湧いてきた。 「!そうだわ。この馬鹿コピー機を使ってみるか..」  由里は机と椅子を使いコピー機を跨げるようにして、股間のカラーコピ ーを数枚撮った。  この時は、コピーしたものを見て自ら笑ってストレスを発散したが、落 ち着いてみるとコピーしたものの処分に困ってしまう。 「どーしよ..とりあえず家に持ち帰って破かないと..」  由里は作成した書類の上に隠し、書類を運び終えると、例のコピーだけ 抜き取り持ち帰った。  その日の夜、破こうと鞄から出したのだが.. 「何か..すごく卑猥だわ..あぁぁっ、私ったらこんなとこまでコピー するなんて」  股間だけコピーを撮ったはずなのだが、1枚だけ大胆におっぱいをコピ ーしたらしい。  かなり鮮明にコピーされたおっぱいを初めて目の辺りにした由里は驚き と同時に何か魅かれるものを感じた。  それも、このおっぱいが自分が上着やブラを捲って撮ったのだと思い返 すと、すごく身体が熱くなってくるのであった。 「だ、駄目よっ!こんな破廉恥なことは2度としないんだからっ!生徒会 長の私が..みんなのお手本とならなくちゃいけないんだからぁ..」  この時は2度と変なことをしないと決意した由里だが、数日後にまた居 残りをしてコピーをすることになる。  そして何十回も紙詰まりを起こすコピー機にイライラが最高潮に達した。 「このっ!馬鹿コピー!このこのっ!馬鹿馬鹿馬鹿ぁぁ」がんがんがんっ!  足が痛くなるまでコピー機を蹴り続け、ようやく作業が終了した。 「はぁぁ〜。もう夜の9時じゃない..」コーヒーを飲みながら一息つい てみたが、由里のストレスは相当溜まっていた。  このストレスを発散するには思いっきりイケナイことをやってみたくな り、生徒会長らしくないことをしたくなった。  そんな由里の前にストレスの元凶となるコピー機が見えた。 「この馬鹿コピー機っ!すぐ詰まるあんたにイイモノをコピーさせてやる わ!ただし1回でも詰まったら即終了!どーせ、すぐに終わっちゃうわ」  この前した卑猥なコピーをしてみたくなった由里。  すぐに帰らないといけないし、その作業光景を見られる危険性を考えて、 紙が詰まった段階で終わりにすることにした。 (どーせ、1・2枚で終わってしまうんだから..)  イケナイと思いつつ、ストレス発散のために再び卑猥なコピーをし始め る由里。今回は嗜好を変え、パンツを食いこませて撮ることに。  だけど、卑猥なコピーとなると何故か紙詰まりが起こらず、この日はか なりの枚数を撮ってしまったらしい。  もちろん、誰にも見つからないように家に持ち帰った由里であったが、 この大量の卑猥なコピーが由里の何かを壊してしまったようだ。  いつしか、由里はストレス発散に卑猥なコピーを撮るのが日常化してい き、コピー対象のパンツも派手なもの、きわどいものを穿くようになった。  そんな日々を繰り返したとき、由里の耳に心臓が飛び出るほどの男子た ちの内緒話が耳に入ってきた。  ひそひそ「おいおい、女子の誰かが校内でおま●こコピーを撮ってるよ うだぜ」  ひそひそ「どういうことだよ。何で校内でコピーしてるって分かるんだ?」  ひそひそ「おま●こをコピーしてる紙を拾った奴がいるんだが、それが 学校で配布しているプリントの裏紙だったんだよ」  ひそひそ「そりゃ校内確定だな。あとはどこのコピー機か探すだけだな」 (しまったぁ〜。私としたことが、どこかで用紙を落としたんだわ..)  この時の由里は生きた心地がしなかったが、後から落ち着いて考えれば コピー用紙やコピー機から対象人物を探し当てることは難しいだろう。  さらに映っている恥部から人物を当てることも無理に近く、由里の行為 が男子たちにばれる事はほぼ無いはずだ。
後編
 が、この安心感が由里を狂わすことになっていく。  拾われたコピー用紙がどうなってるか、男子たちにバレない様に調べて みると何と上級生(3年生)の男子の間で回覧されて、夜のおかずとして 重宝されていたのだ。 (ど、どういうこと?どこの誰も分からない女性のアソコでそんなに興奮 出来るのかしら..大体、今の時代、そんな写真ネットで幾らでも見れる はずなのに..)  異常なほどの大人気ぶりに由里は困惑しながらも、原因を探らなければ いけないと思った。  まさか、既に誰のものか分かっていて興奮しているのだろうか?それは 絶対に有り得ないが、毎日誰かが夜のおかずにしてると思うと由里の身体 がビクンビクンと震える。 (た、確かバスケ部やサッカー部の先輩たちにも回覧されたのよね..) 「先輩たちが..私の..私のあそこのコピーで..」  バスケ部やサッカー部には由里がカッコイイと思う先輩が多く、そんな 彼らが自分のおま●こコピーを見ながら、勃起したペニスを擦っていると 思うと.. (そ、そんなに好評なのなら..少しぐらい追加しても..)  その日のコピー作業の時に由里は、わざと3枚ほど恥部をコピーしたも のを置き忘れることにした。  生徒会長である自分がこんなことをしてると思うと、背徳感からくる快 感で全身が震える。 (これで、みんながもっと興奮してくれるんだわ..コピーした私のアソ コでみんなが擦ってるのね..)  その夜、由里は喉が激しく乾くぐらい興奮が止まらなかった。  今日も先輩の誰かが夜のおかずで使ってると思うと、おま●こがはした なく熱く濡れる。 「はぁぅんんっ。今日のもきっと回覧されて、見られて、擦っちゃうのよ ね〜。先輩たちがぁ..チンポを出して、擦っちゃうんだわぁ」  生徒会長の立場としては、絶対にしてはいけないことと分かっているが、 それが逆に由里の快感を高めてしまうのであった。  そして、翌日から由里が予想していた以上にコピーしたものの人気が高 く、野球部のエースの菊原が一晩で5回も抜いてしまったという噂が由里 の耳に入ってきた。いや、菊原だけじゃない。女子たちに大人気の先輩た ちが由里のアソコのコピーを順番待ちで揉めてるみたいであった。 (いやぁぁ、順番待ちってぇぇ〜。女性のアソコなんてネットで探せば簡 単に見つかるのに..そんなに私のアソコがいいの?)  これほど待ち望んでいるのなら..この日から由里は毎日、わざと撮っ たコピーを置き忘れることにした。危険なことをしているのは重々承知し ているが、そのハイリスクが更なる快感を呼び起こしてくる。 「あそこばっかりじゃワンパタンだわ..いいわ..おっぱいもコピーし ちゃう。お尻も見せちゃう。もう、いろんなとこを見せちゃう。撮っちゃ うのぉぉ〜」  気が付くと、由里はコピーしたものを持ち帰るのをやめていた。未だに ばれていない卑猥な行為に嵌りつつも、罪の意識の方も苦しくなるほど高 まっていた。 (私ったら、いつまでこんな愚かなことを続けるつもりなの?やめなくち ゃ..生徒会長の私がこんな淫らになってどうするのよぉぉ〜)  最近はコピー機に近づくだけで股間が濡れてくる。パンツ全体に愛液が じゅわと広がって、ぐしょぐしょになってしまう。 「はぁんっ〜!気持ちいいのぉ..偉そうなこと言ってもコピー機の前で は理性が飛んじゃう。飛んじゃうのぉ〜」  由里はすぐに服を脱ぎ捨ててきた。桜色の乳首も、ピンクのクリトリス もビンビンになっていて、コピーしたくてたまらない。  コピー機のガラス面に身体を乗せて、コピーのボタンを押しまくる。  眩しい閃光を浴びるたびに身体が熱く、痙攣し、意識がどんどん弾けて いく。 「イっちゃうぅぅ!コピーされながらイっちゃうぅ。イく、イくぅぅぅ〜」  もう理性など消えており、コピーされながら何度もイってしまう由里。  そんな絶頂の瞬間までもコピーされており、またそのコピーしたもので イきそうになるほどだった。 (今日のは今までで最高だわ..こんなもの置いたら、みんなが猿のよう に擦りっぱなしになっちゃうかもぉ〜)  翌日、由里の絶頂コピーは男子たちに大絶賛となり、校内のあちこちか ら”謎の美人女子の卑猥コピー”の噂話が飛び交っていた。  さすがに、ここまで校内で有名になると生徒会としても何か手を打たな ければならず、由里はこれで最後にしようと放課後にコピーをしながら、 ある決意をした。 「はぁはぁ..このままじゃいけないわ..私は生徒会長なんだから.. 決着をつけないといけない..いけないのぉぉ」  由里の決意、それは次の全体朝礼である事を言うことだった。  そして、全体朝礼の日。由里は生徒会長として凛とした態度で、全校生 徒に向けて例の卑猥コピーの件について言及してきた。 「最近、校内で如何わしい行為をしている女子が居ると聞きました。生徒 会としては、この女子生徒を早急に見つけ出して厳しい処罰を与えなけれ ばいけません!」  由里の厳しい言葉に、静寂に包まれていた校庭が一瞬に盛大な拍手と歓 声で響き渡った。  パチパチパチパチ。パチパチパチパチパチパチ...  この拍手の意味が何であるかが分からないが、由里は目を閉じて深呼吸 を2・3回繰り返した。これから言うことがそれだけ重大であり、声を少 し震わしながら、こう言ってきた。 「今回の処罰ですが、謹慎や停学では反省するとは思いません。自分がど れだけ愚かなことをしたのかを身をもって教えなければいけません。だ、 だから、だからぁ・・・そ、その女子には・・・お、重い・・・は、辱めを・・・受け てもらいます」  由里の身体が小刻みに震えてくる。自分で自分を処罰する言葉を出さな ければいけないことに恥ずかしさで気を失いそうになる。  この後の男子たちからの視線や質問が、激しい刺激となって由里のパン ツには愛液のシミが広がってきた。 「生徒会長、重い辱めとはどんなものですか?」 「・・・見つけ次第、校舎中庭に・・・ぜ、全裸で磔の罰にします。そんなに裸 を見せたいのなら・・・本人が懲りるまで・・・さ、晒します。ずっと・・・裸で 晒せば男子生徒もその内、見飽きてしまって興奮することもないでしょう」 「でも生徒会長。そんな破廉恥な罰、学校が認めているんですか?」 「・・・教師や学校の許可は取りました。学校の方もこれ以上、破廉恥女子 を放置させるわけにもいかないので」 「しかし〜、生徒会長。それはやり過ぎじゃないか?もうちょっと罰を軽 減した方がいいと思うが..」 「そ、そうですね..そ、それじゃ、こういう軽減措置をあげてみます」  由里は身体をガクガクさせながら女子たちに向かってこう提案してきた。 「もし、この朝礼の後で素直に名乗りあげてきたら、名前の公表はしない ことにします。磔の方も顔が分からないように大きな目隠しをします。あ と男子たちの方にも余計な詮索をしないように釘を指しておきます。男子 たちもそれで構いませんか?」 「ああ、俺たちも一切の詮索をしないことを約束するぜ!」 「でも生徒会長。もしも、その女子が罰を受けても懲りずに同じ行為をし た場合は停学や謹慎になるのかい?」 「・・・いえ、もし今回の罰で懲りなかった場合は、生徒会として彼女が悔 い改めるまで何度でも辱しめの罰を繰り返します。もちろん、辱しめの内 容は毎回、お、重くさせてもらいます」  この由里の提案に再び校庭には盛大な拍手と歓声が響き渡った。  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ... 「それでは全体朝礼を終わります。例の処罰の実行は対象女子が名乗り出 れば午後より開始します」  後は対象の女子が名乗りだすかが問題であるが、それは答えを出すまで もないだろう。  昼休み、X字の磔台が中庭に設置され、目隠しをされた全裸の由里が晒 されることになった。  すでに股間は愛液で濡れており、男子たちが磔台の周りに殺到して由里 のくぱぁ〜と開いたおま●こを堪能していた。 「おおっ、これが俺たちがずっと夜のおかずにしてきた女子だぜ!」 「実物はやっぱ最高だな。生徒会長の粋な計らいに感謝しないとな〜」 「けれど大きな目隠しって言った割には普通の目隠しじゃないか?これじ ゃ誰だが分かりそうだけど、約束は約束だ。みんな、一切の詮索はしない ことにしようぜ」「おおぉっ」「当たり前だ」  が、磔台を良く見ると足元に由里の制服や下着、鞄などが一緒に公開さ れていた。 「おいおい、意外に生徒会長って厳しいな〜。制服や下着まで置いてるな んて学年とか分かっちゃうじゃねーか?ロックがかかってない携帯まで置 くなんて酷いぜ」 「よく見ろよ。制服の胸ポケットに生徒手帳も入っているぞ。まあ、でも 俺たちは見ないぞ!うん絶対見ないぞ!生徒会長との約束だもんな〜」 「ああ、絶対に詮索してやるもんか!なあ、みんなぁぁ〜」  目隠しをしている由里に男子たちが固い決意してきた。罪悪感いっぱい の由里が最後の手段として言葉を出そうとしたが、それは止めることにし た。  卑猥な行為をしてきた贖罪として、わざと制服や持ち物を足元に置いた が、これが無意味であることを悟ったからだ。 (いいわ..私が心から悔いるように、次はもっとすごい辱めを用意する わ..だから、今回は名無しの女子として辱しめていいわ..)  しばらくの間、由里は中庭で男子たちに辱しめられることになるだろう。  そして男子の誰もが服と一緒に置かれていた”ある物”について罰が終 わるまで一切、口にすることが無かった。  それは立派な腕章であり、どう誤魔化したとしても誰のものだか分かる ものであった。    今日も中庭から由里の喘ぎ声が響いていた。次の罰を何にするかを考え ながら.. <完>


 補足:由里が罰を受けてる間は生徒会長の由里は姉妹校の親睦で出張して
     いることになっていた。もちろん、これについて誰もつっ込むつもり
     は無かったのだ。

「甘いコピー機に誘われて」完