第1話「愛樹、商品の虜に..」(原案:甘栗さん)


 [序曲]  衣替えも目前、梅雨を思わせるどんよりとした厚い雲の掛る日の夕方。  何時もの如く話を咲かせ帰路の道を歩く仲良し三人娘。  実は彼女達3人は、家は少々離れていたものの、  学校も幼稚園から中学までクラスも分かれる事無く一緒  遊びも学びもお出かけもいつも3人仲良くと育ってきた仲なのである。  正にその関係は周囲の人からは3姉妹の様だと  言われるぐらいの仲良し様。  しかし高校に入って遂にクラスが分かれ、せめて登下校は一緒にと。  そんな3人が今日も待ち合わせての帰り道。  バスに揺られ郊外の自宅への道のり、今日の出来事を語り合う3人。  楽しい時間はあっという間に終わりいつもの停留所。  二人より家が近い愛樹が、一足早く降車する。  「また明日ねー♪」といつもの様に言うと二人を置いて下車する愛樹。  しかしこの後、愛樹がいつも通らない道を帰路に選択し、  ある店に出会った事が乙女な彼女達3人を  羞恥と恥辱の世界に導き染め上げられていく事になるのであった。
 主要人物  槐 愛樹(えんじゅ あき)        柊 美依(ひいらぎ みい)        銀 椎歌(しろがね しいか) 【槐 愛樹】 保健委員・かわいい系        垂れ目ぎみ・ショートヘアー        成績中の上        保母さんになるのが夢の普通の女の子
 二人と別れ、いつもの様に帰路を歩いていると、突然の豪雨。  元々曇っていた空だがここに来て暗雲化してきた事に心配し、なんとか 家までもってくれないかと思っていたのだが..  その思いも空しくとうとう激しく振り出した雨。  何とか雨宿りできないかと模索するそんな愛樹の前に有るものが目に入 った。 「こんな道あったっけ?まあ今はそんなことはいいや..」  それは普段通らない枝道、その向こうに見える商店のガード(店頭前の 突き出し屋根)  天の助け、雨を何とかやり過ごせると急いでそこに駆け込み入る。  が、しかし思いとは裏腹に激しさを増す雨にそのガード下にも雨が振り 込んでくる。 「最低ー、ついてないわ」  そんな愚痴をつきながら振り返ると愛樹の横に看板が見えた。 「アダルトショップ、甘い恥陵(ちりょう)」「大人のおもちゃ」「最新 DVD入荷」看板の文字に自分がアダルトショップの前に雨宿りをしている 事に気づき瞬時に顔を赤らめる愛樹。 「うそっ…やだっ…」(赤面)  そして今居る自分の位置がかなり不味いことに気づく。 「なんとかここから出ないと…でも…」(周りを伺う) 「こんなの激しい豪雨の中行く所など無いし・・」・と悩んでいると店の横 に入り口前に衝立の着いた戸口の無い薄汚い古びた小屋が見えた。 (衝立→アダルト小屋特有の入り口の目隠し) 「なんだろう..あの小屋..」  その小屋が何なのか解らないが雨と人の視線を防げるのならとガード( 屋根下)から出、小屋へ迷わず駆け込む愛樹。 「ふー」  息を大きく吐き一安心する愛樹だが…  そんな彼女の前に思いもしなかった物が!! 「うそ..ここもアダルトショップだったの..」  そこはアダルト商品が売っている自動販売所だった。  アダルト本がDVDがグッズが一面に、「わっ!?」と愛樹の顔が一瞬にして 赤らみ火照る。  愛樹は慌てて逃げるようにそこから飛び出し、逃げるように家路へつい た。 (あんなとこにも..イケナイものが売ってたんだ..)  夜、ベットに入った愛樹がついつい自動販売所のことを思い出した。 「何だろう..身体があついわ?」  よく分からないが悶々としたものが全身を駆け巡っていた。どんどん身 体が暑くなったせいか、息が荒くなった。  だが暑さで吐いてる息というよりは、悶々とした身体から生み出された ものを吐き出す息のようだった。 (パジャマ..脱いだ方がいいよね..)  ベットの中から愛樹のパジャマが投げ捨てられた。下着姿になってこれ で眠れると思っていたが、気がつくと時計が深夜1時となっていた。 (・・・はしたないけど、下着も取った方がいいよね)  別に誰に見られるわけでもないので下着を脱いで眠りにつくことに。  全裸になったところで、ようやく眠気がきたので目をつぶったのだが、 すぐに悶々となって結局、朝までろくに眠ることが出来なかった。  睡眠不足のまま、学校に行くことになったが、この日の愛樹は居眠りを しなかった。  何故か、あの自動販売所のことを思い出してしまい、思い出すたびに眠 気が吹っ飛ぶほどの火照りが襲ってきた。 (あれで..オナニーしたらどうなるんだろう..)  気がつくと自動販売所にあった商品を思い出そうとしていた。すると、 頭の中ではその商品を使ったオナニーの妄想が始まった。  ほんの一瞬しか見てなかったはずなのに、どう使うか分かるほど記憶に 焼きついていた。 (1つぐらいなら..買ってもよかったかも..)  大人にならないと買えないイケナイものと分かってはいるが、こんなに 悶々してたら欲しくなる衝動にかられるのであった。  結局、学校帰りにもかかわらず愛樹はその小屋に向かっていき、今度は 思い切り中に入って商品を一通り見渡した。 「わっわっわ」とたじろぎながらも愛樹は商品を吟味する。  興味を持った品が数点..これまた入り口の外を見て人が居ないのを確 認してから急いで購入、脱兎の如く帰宅した。  その夜それらを見て1人エッチにふける少女、やはりまだ、この商品を 使うわけにはいかない。  手に入れたという満足感で十分だと言い聞かせる愛樹だが、いまいち気 分が晴れない、そしてこの日も寝不足となった。  こうなると、いつまでも使わずにいるなんて出来なかった。次の日の夜 から愛樹は買った商品を使い始めることにした。  手に取った大人のおもちゃで恥部を弄り始めてみる。妄想で描いたもの よりもずっと気持ちよく、特におま●こを弄ると痺れるような快感が襲っ てくる。  気がつくと、おま●こを集中的に責めていた自分がそこにいた。次々と 快感のスポットを見つけては、開花させていく愛樹であった。 「はぅんんっ..いいっ、気持ちいいっ..」  もう大人のおもちゃに対してのやましい気持ちが消えており、一心不乱 にオナニーに夢中になっていた。  愛樹の口は半開きとなり、涎が垂れていた。徐々に道具の使い方が上手 くなることで、快感を高めていく。 「イく..イくぅ..イっちゃうぅ」  1回目の絶頂を迎えると、愛樹の理性は飛んでしまった。これじゃ物足 りないと言わんばかりに他の大人のおもちゃを試しはじめる。  2回、3回と絶頂を繰り返し、ベットの上は愛樹の淫らな汁がいっぱい散 っていた。  それでも激しいオナニーを繰り返していき、気を失うまで愛樹は快感を 貪っていた。  この夜は失神するまでオナニーが続き、一晩で大人のおもちゃの虜にな ってしまった。  翌日から愛樹のオナニーは大人のおもちゃを使うのが当たり前となり、 失神するまで何回もイく激しいオナニーを繰り返す日々を送っていた。  ただ、同じ大人のおもちゃではだんだんと飽きが生じてきており、新し い刺激が欲しい愛樹はおこづかいを持って再び来店した。  これで新しいものをいくつか手に入れることが出来て、商品には満足し ていた愛樹だが、一番初めに味わった快感を超えるものがなくオナニーが 終わった後に今一晴れない気分が残る日々が続いた。 (これじゃ駄目だわ..もっと違うのを買って試さないと..)  それからというもの、愛樹はコレクターのように次から次に買い続けて いき、あっと言う間にお小遣いを全て使い果たしてしまった。  そしてお金が無いにも関わらず、店の販売機の方に出向き食いつくよう な目で商品を眺めるとこまで悪化した愛樹であった。 (早くお小遣いが欲しい..買いたいのはまだまだあるのに..)  そんな愛樹の目に商品のパッケージサンプルが写った。サンプルでもい い..誰も見てないのなら、この場で試してもいいと思い始めた。  欲望に負けた愛樹がサンプルを手にとって、自分の恥部に当てようとし た時・・・ 「駄目だよ。未成年がこんなとこでサンプルをいじったら」「!!」  何と入り口から声が..それは監視カメラで大人のおもちゃを買い集め る愛樹をいつも見ていたこの店の主人であった。 「あ・あの..これはその..」 「いいんだよ。君が使うかも知れないと期待して、わざとサンプルを置い たんだから」「えっ?」  この後で店の主人は今までの愛樹の一部始終の行為をそのカメラで見て いたことを暴露した。 「う・うそ..知ってたんですか..」「すまんな。本当は言うつもりは なかったんだが」  愛樹は愕然とし、自らの痴態を見られた事に泣くが、同時に愛樹は恥ず かしさと絶望の中で快感も感じていた。  主人は泣く愛樹を取り成し、落ち着かせると大胆な提案をしてきた。 「未成年にこういうことを勧めるのはいけないんだが、いい取引があるん だけどな」「取引?」  主人は何と愛樹に現金か商品と引き換えに、愛樹の着用済み下着を販売 用に買いたいと言ってきた。 「着けてる下着を売るなんて..」「お嬢さんのなら、かなり高く買い取 れるんだけどなぁ〜」「高く..私の下着でここの商品が手に..」  躊躇する愛樹だったが顔も知られてしまった事もあり、それに販売所に 無い今まで買えなかった商品やグッツ以外の露出系雑誌やDVDも引き換え てもいいという主人の追加提案を出されると承諾するしかなかった。  こうして、愛樹は下着まで売ることになり、着用している下着の受け渡 し等は小屋の奥を改装して、そこで行なうことになった。  まあ、改装といっても拾ってきたような板切れで壁を作っただけのもの であり、スカスカに隙間の有るちょっと近づいて見るか手前の部屋を暗く し、奥の部屋に明かりを灯すと丸見えになってしまうような物だった。  覗かれてる可能性が十分あるにも関わらず、愛樹は新しい商品を手に入 れるためならと諦めて売る下着を脱ぐことにした。  この日から、愛樹は習慣のように学校帰りに小屋に寄るようになり、裏 から入るとその日に着けていた下着を脱ぎ、その小屋の奥に有る部屋に繋 がる隣のビルの窓から新しい商品との取引をした。  徐々に、愛樹は衣服を売ることに罪悪感を感じなくなっており、新しい 商品が次から次に入ることに喜びを感じていた。  その上、最初の頃はここで下着を脱ぐことに不安と恐怖でいっぱいで身 体をガクガク震わしながら脱いでたのが、今では脱ぐことに快感がわいて くる。まだ愛樹自身はこの快感を否定しており、いつ覗かれてもおかしく ない場所で服を脱いで感じるなんてあり得ないと思っている。  だが、今の愛樹は隙間がより多い場所を選んで脱いでいるようだ。 「ここの隙間ひどすぎるよぉ」と文句いいながらも愛樹は、その隙間からお っぱいやおま●こが覗ける位置で脱いでいた。  じわじわと主人の巧みな罠に落ちているようであり、行く度に板切れの 壁の隙間が広がり、不自然な穴が増えていった。 (何よ、これっ!馬鹿にしてるわ..これじゃ裸が見られちゃうじゃない)  が、愛樹が直接口にして文句を言うことはなく、覗かれるのを覚悟して 下着を脱ぎ始めた。  おっぱいもおま●こが隙間や穴から晒されてると思うだけで、股間が熱 く疼いてしまう。 (どうして..こんなことで感じるんだろう?見られて感じるなんて嘘よ)  今まで人に見られて感じることが無かった愛樹だった。それなのに最近 は見られることの快感に目覚めようとしていた。  もしかすると主人から引き換えてもらった露出系雑誌やDVDに少しずつ 魅了されてきたのかも知れない。  だんだんと、この板切れを外してもいいと思う自分が出てきそうで怖い 愛樹であった。  一方、主人の方は愛樹の性癖の目覚めを確認しながら次のステップへ進 めてきた。それは客からクレームがきたということで愛樹に新たな条件を 付けてきた。


最終話へ