こすぷれ風紀委員長は戯れたい 読切(原案:甘栗さん)


 居残って生徒会提出の書類を書いている風紀委員会長の可南子。  ほとんどの書類は委員達で製作し終わっていたが、最終まとめを書いて いたのだ。  ふと、別件にし忘れていた事案を思い出す。  アニマンPC研究開発部から没収したコスプレ衣装一式。  この部はアニメ同好会・漫画研究会[マン研]・PCソフト開発部、それら 文化部の集合体であり、人員不足で合併し、部に昇進した(部予算獲得の ため)ところだ。  懸賞で当てた使用済みコスプレ衣装だという事だったが、あまりにも破 廉恥な格好の衣装という事で風紀委員が没収した。  そして、部活動が見られないのと今回の事で廃部懸案として別件にして いたのだ。  その詳細を記し生徒会に提出するべく衣装を取り出し確認する可南子。 「まったく..どんな気持ちでこんな衣装を着るのかしら..」  可南子の顔は真っ赤になった。こんなもので赤くなってしまった可南子 は誰かに見られてないかを1度確認した。 (ホッ、誰にも見られてなかったよね..それにしてもこれって..)  何か見ていく内に少し身体が火照ってくる気がした..  可南子が持っているコスプレ衣装は何かのアニメでヒロインが着ている ものらしい。ただ、そのアニメは人に好きだと言えるようなものじゃない。  毎回、ヒロインが恥ずかしい目に遭って恥部を見せることを売りにして いるものだ。 「こんな恥ずかしいの着て何が楽しいのかしら?」  ふと、可南子は彼、彼女らの心理がどんなものかと確認を込め..いや、 ほんのちょっとあった興味心で何気に着てみることにした。 「!!・・・こ・これは..なかなか」  自分の姿に「なるほど」と意外にもその気持ち良さを感じてしまう。 「何時もとは違う自分の姿に浸るってことなのね..子供の頃あったお姫 様願望とかヒーロー願望とか..そんな感じよね?でも、これはちょっと… アレよねぇ…」  顔を赤らめ、そういいつつも満更ではでは無い気分の可南子。  この教室には取り締まる側として服装チェック用に姿見鏡が有ったため、 それを使って可南子は自分を見ていた 「ちょっと..ポーズをとってみようかしら..」  幾つかのポーズを鏡の前で取ると、何か惹かれるものを感じた。  鏡に映る普段見ることの出来ないエッチなコスプレの自分。  ビクンビクンと身体に響く感触もたまらない。 「ダメダメェェ〜、私ったらいつまでこんな格好してんのよぉぉぉ〜」  変な気分になる前にいつもの自分を取り戻そうとした。が、甘い誘惑に は勝てない。もう少しだけポーズをしてみることに..  鏡の中の可南子がエッチな格好で妖しい笑みを浮かべてる。  薄い生地から乳首が尖ってビンビンになっている。これほどいやらしい 自分を見たのははじめてだった。  私にも..こういう一面があったんだ。ビクッ!ビクンッ..  身体の疼きとともに下半身が一気に熱くなる。 「あっ、何で?こんなに感じるの?」  いつもの可南子だったら、エッチな格好の女性を見たら嫌悪感が湧くだ けだった。  正直、いやらしい女性は嫌いな可南子であった。が、今は嫌いじゃない。  もっと過激なポーズをしてみたい。この衣装の魅力を100%引き出し たい。  世の男たちをメロメロにさせちゃうぐらいのポーズをしたい。  素直にそう感じてきたのだ。 「・・・こ・これ、食い込ませなくちゃ意味ないわ..」  可南子は大胆にもキワドイV字状のパンツを恥丘にぐいっと食い込ませ た。 「あぁっ、すごいぃ..私の..お・お・おま●こがムニュとはみ出てる! 食い込むって気持ちいいっ..おま●このお肉が2つに割れて飛び出てる じゃないのぉぉぉ〜」  身体をビクンビクンさせながら、可南子はわざとおっぱいをポロリとこ ぼした。  鏡の中の可南子は、ついにおっぱいまでも丸出しにしてしまった。 「すごい..乳首が固く立ってるわ..私って結構いやらしいんだ..そ うだ、折角だし写真も撮っとこうかしら..確か、没収したデジカメ有っ た筈よね..」  可南子がいやらしい自分を映しておこうとカメラを探す中、ふと気づく。  股間部から、思いきりはみ出ている恥毛に.. 「これは絵的にも格好悪いわね..写すのなら処理した方がいいかも」  そう思った可南子はデジカメ探しを一時置いて痴毛処理をすることにし た。  いつか誰かに衣装を着てもらうつもりだったのか無駄毛処理用に用意さ れたもの思われる脱毛ジェルとシェービングセットが一緒に没収されてい たのでそれを使うことにした可南子。  まずは無駄毛処理に際してクリーム等が付かないように一旦衣装を全部 脱いてから、剃ることにしたのだが.. 「あっ、あぁっ..ついつい弄っちゃうよぉ〜」  無駄毛処理中に自分が淫らな事をしていると言う事に気づいた可南子。  そう、よく考えたら委員会室で全裸で股間に手をあて恥毛を剃っている のだ。  時には剃る角度から秘部を指で引っ張り膣口開いてしまう事もあり、充 血してくる乳房に乳首がツンと起ってくる。 「なんか…まずいわかもぉぉ〜。私…どんどんエッチな気分に…」  秘部の奥からもジワジワと込上げて来ており、早く処理しないとと危機 感を感じ急いで悌毛を完了させることにした。 「おわった..でも、ちょっと剃りすぎちゃったかも..」  仕上がった可南子の恥丘は一本の毛も無いツルツルのオマ●コ。  本当は残すつもりで剃ったが、慌てて処理しようとしたため形が崩れ、 仕方なく全部を剃りあげたのだ。 「別にまた生えるから、いいよね..とりあえず剃り終えたんだから写真 を..」  一通り剃りあがりホット一息ついた可南子であったが、ここでハプニン グが起こった。  近づく足音が聞こえた。鍵がかかっている事に気づかなかったようで、 ドアがガタツキ音を出す。 「あれ?閉まってたのか・・・」  その声は風紀委員副会長のものだった。 (まずいわ、彼もここの鍵を持ってるからきっと開けて入ってくる)  鍵を取り出そうとしているのかモゾモゾしている音がかすかに聞こえ、 慌て混乱する可南子。  このままじゃ、自分の恥ずかしい姿を晒すことになってしまうだろう。  おそらく、今から服を着ようとしても間に合わない。  さらに急いで隠れようとするが隠れ場所が見つからない。  が、そんな時、可南子の脳裏に定番のロッカーが浮かんだ。 (あそこのロッカーなら!)  可南子は急いで脱いだ服一式をロッカーに詰め込み、自分はその隣のロ ッカーに隠れた。  可南子がロッカーのドアを閉めて隠れた直後、副会長が鍵を開け室内に 入ってきた。 「あれ?音がしたから誰か居たかと思ったが、気のせいだったか」 (こっちを見るな..見るな..見るなぁぁぁ)  どうやら可南子が隠れた方は鍵がついておらず、おまけに少しずつ開い てきているのだ。もちろん、開いてきたからって閉めたりしたら感づかれ るので、こちらを見ないことをただ祈るしかない。  ともかく、ギリギリで間に合ったのは確かであり、まだ自分の存在に気 づかれなかった様で一安心というとこだ。  一方、副会長の方はただ、忘れ物を取りに来たようで2分もたたず、ま たドアに鍵をかけ退出していった。  足音が聞こえなくなるのを確認しロッカーから出てくる可南子。  ハプニングの恐怖で自分を取り戻したのか「どうにかしてたわ私」と、 コスプレや写真は止めておこうと急いで服を着ることにしたのだが… 「えっ?開かないわ..」  引いても押してもどうにも服を詰め込んだロッカーの扉が開かない。  もしかして中で鍵の部分辺りに服が噛み込んだ?  無理に開けようにもそれに使える道具がここには何も無い。  誰かを呼ぼうにも道具を取りに行こうにも自分は今、全裸である。  先ほどまで恥行に顔を赤らめていた可南子の顔は一気に青ざめた。 「ど・どうしよ..コスプレの衣装はあるけど..着ていくわけには」  けど、裸でいるわけにはいかないから最悪の場合、着ないといけない。  それに携帯など持ち込み厳禁な自分の学校であり、親しい友人を呼ぶ事 もできない。  当たり前だろう。友人を呼んだとして裸を見られるのが不味いのはもち ろん、立場上に事自体を他の誰にも知られるわけには行かない。  やはり最終手段として別棟の自分の教室にある体操服をコスプレ姿で取 りに行くしかないだろう。 「裸で行くよりはマシよね..」  また再びコスプレの衣装を着る可南子。改めて見ると胸の方はサイズ的 に足らず前ホックが止まらず、下乳がはみ出し、薄い生地からは乳首が浮 かんでいる。  股間は寸足らずでスカート下から簡単に秘部が見えてしまい、おまけに ヒップサイズが合わずチャックが閉まらずスリットが大きく開いていた。 「あぁっ、こんな破廉恥な姿で校内を歩くことになるなんて..」  羞恥心一杯のスリルと恐怖の中、慎重に教室へ向かう可南子。  生徒がなるべく居ない場所を確認しながら進んでいく。  けれど自分が今、恥ずかしいコスプレをしていると思うと何か、このま ま誰もいないとこばかり進んでいくのもどうかなと思った。  そう、さっきまでは絶対に見られてたまるものですか!と思っていたの に、今の可南子は別にそこまで隠すことないんじゃないかなと感じていた。  まあ、だからって立場上、生徒に見せるわけにもいかないだろう。 (しっかりしなくちゃ!早く教室に向かわないと..)  校舎の裏を通りながら進む可南子に、2つの道が現れた。片方は教室へ 向かう道。もう片方は遠回りになる上に途中で不良のたまり場を通ること になる道。  当然、可南子が選ぶ道は100%決まっている。 「不良たちに..こんな姿見せるわけにはいかないわ。迷う必要なんて微 塵もないわ!」  が、足は自然と選ぶはずのない道へ進んでいる。どうなるか分っている のに..可南子はその道を進みたい衝動を抑えられない。 「あぁ..このまま進んだら..不良たちに..」  もう可南子の足は不良たちが集まる小屋まで近づいていった。こんな姿 で小屋に近づいたら一巻の終わりなのに.. 「ど・どうしよ..このままじゃ..いや!姿なんて関係ないわっ」  たとえ、エッチなコスプレをしていても風紀委員会長であることに代わ らない。いつものように取り締まればいいだけのこと。変な風に見られる けど心さえしっかりしていれば問題ない。 「もう、覚悟を決めるしかないわ。私は風紀委員会長なんだからっ!」  明らかに異様な姿だけど、これで行くしかないと、ついに小屋の前に着 いた可南子。  運が良いことに外に出てる不良は居らず、窓の方もタバコの煙で真っ白 になっていた。 (ホッ、良かった。そうよね..小屋の中に入らなければ問題ないんだか ら..)  少し落ち着いたせいか、せっかく不良のたまり場に来たのだから、後で 取り締まることが出来るものを掴んでおこうと思った。  窓はきっとタバコの煙を外に出せないから開ける事が出来ないはずだ。  中の様子を少し見てから通り過ぎようと窓をそっと覗く可南子。 (えっ?う・うそっ!)  小屋の中を見た可南子は驚いた。何と不良たちが数人の女子生徒を連れ 込んで激しいセックスをしていた。いわゆる乱交というものだ。 (これは絶対に後で取り締まりしないと..校内で乱交だなんて!冗談じ ゃないわっ)  だが、可南子はしばらく乱交の現場を見続けてしまった。  それも最後の方は身を乗り出して窓に顔や身体を押し付けて見ていたの だ。  おそらく、小屋の窓からは可南子の姿がはっきり映っているはずだが、 最後までバレないで済んだらしい。  こうして、不良たちにも見つかることなく教室に無事たどり着いたとき には、可南子の身体は淫らに染まりきっていた。  上気した身体、ツンといきり起った乳首の乳房を揉む手と愛液が止め処 もなく滴り落ちる股間に伸びた指の動きは止まらず、両内股は濡れに濡れ て靴下までグッショリになっていた。  もう我慢の限界まできていた可南子は恥ずかしい台詞を吐きながら教壇 上で教室を見渡す位置でオナニーを始めた。 「はぁぅ..風紀委員会長の私がこんなとこでオナニーしてるよぉぉ〜〜 でも、おま●こぐちょぐちょなのぉぉ〜。あっ、あぁっ、私のエッチなと こ、もっと見せたいのぉぉ〜。みんな、可南子に恥ずかしいことをさせて ぇぇ〜」  この瞬間、可南子は自分が本当は露出狂のマゾっ娘だった事に気づき、 甘美な気分で自覚しながら絶頂を迎えた。 「はぁはぁ..私ったら何とんでもないことを..」  オナニーで思いきりイったせいか、ようやく理性が戻ってきた可南子だ った。  この後は何事も無かったかのように体操服に着替えて家に帰ることがで きた。後で考えてみたら、今日はかなり運が良かった。  小屋で見つからなくて本当に良かったと安堵の息をついた。 「さて..後であの乱交現場は取り押さえなくちゃね!アニマンPC研究開 発部の方もさっさと廃部させないと..」  いつもの風紀委員会長に戻った可南子が後日、取り締まる予定の資料を 作成していくが、この資料が役立つことは永遠に無かった。  1週間後..某コスプレイベントでアニマンPC研究開発部が参加をした のだが、そこには淫猥なコスプレ姿をした風紀委員会長の可南子が立たさ れていた。  股間の方からはヴヴヴと機械音が響いており、何かのリモコンを持った 部員が可南子に命令してきた。 「ほらっ、可南子!いつまでも感じてないでポーズを取らないと。さっさ と前かがみで元気に微笑みな」 「は・はいぃっ〜、分りましたぁ〜」  可南子は言われたとおりにポーズを取った。その際、前かがみ過ぎでお っぱいがポロリしたが、隠す様子は無くカメラの方へ笑顔を見せてきた。 (あん、あぁっ..おっぱいが..)  パシャパシャ・・・パシャパシャ・・・  無数に響くシャッター音れがすごい快感となって襲ってくる。何とオタ クたちのカメラで映されながら、そのまま軽く絶頂する可南子だった。 (はぁぅんんっ〜、イっちゃうぅぅ..)  可南子の口からは悦びの涎がダラダラと垂れてくる。  すっかりアニマンPC研究開発部の思うがままにされてる中、部員の1人 がネットで状況を報告していた。  何と、この報告を受け取ったPCは不良たちのたまり場の小屋に置いて あるもので不良たちからこう返信を受け取った。  来週の服装チェックでは制服の下に亀甲縛りさせてやろうと。  締めは風紀委員会長の服を剥いて【今回の最大の違反者はバイブを突き 刺した亀甲縛りの可南子です】と皆の前で報告させるようだった。 <完>


「こすぷれ風紀委員長は戯れたい」完