銭湯露出は2度で少女を喘がす 後編
(挿絵:用宗四朗さん)


 今まで学校では、露出癖の片鱗すらも見せなかった美紀奈がカミングア ウトし、男湯でM字姿まで晒してしまった。  今まで真面目で清楚であった美紀奈のイメージが一瞬でぶち壊されたよ うだった。  この破廉恥な姿を見ても、まだ信じられない!嘘だ!と思う男子もいた が、現実を素直に受け止めるしかなかった。 「ぁぁ..これは..これはわざとじゃ..」  何とか言い訳をしようとするが、これじゃ、自分から男性に向けてカモ ーンとサインを出してるようなものである。このままじゃ露出行為だけで 済まなくなりそうで、美紀奈にしてもそこまでするつもりはないのだ。 (ど・どうしよぉぉぉーー、私って指令以上のことをやってるんじゃない の?みんなの目つきがだんだん危なくなってるよぉぉ〜)  今さらながら美紀奈が焦りはじめる。  でも、自分から男湯へ出ておま●こを見せ付けてしまったら、何をされ ても合意のものになるだろう。  まだ美紀奈は処女なのに、堂々と全裸姿を晒した露出も今回が初めてな のに、、1日のうちにヤリマン美紀奈にされてしまうかも知れない。 (ここまでするつもりはなかったのよぉぉぉーー!誰か助けてぇぇぇ)  何とか逃げようとする美紀奈の周りに男性客が集まってくる。  そんな危機を救う言葉が美紀奈の耳に聞こえてきた。 「ここはソープじゃないぞ。いくら女が誘ったとしてもおかしな行為はわ しが許さんぞ」  番台の方からマスターキーをチャリチャリ音を鳴らしながらおじさんが 話しかけてきた。  番台のおじさんの登場に我を取り戻した男性客が渋々と男湯の方へ興奮 を抑えに退散していく。  危機から救ってくれたお礼に美紀奈は「ごめんなさい、助かりました〜 !」と感極まって全裸のままハグしてしまった。 「こらこら君、早く服を着なさい」なんて、おじさんが怒ってきたがハグ されることは満更ではなくドサクサにまぎれて美紀奈のヌルヌルのおま● こを触ってきた。 「あんっ、おじさんのえっちぃぃぃ♪」「すまん、思わず手が滑ってしま ったよぉ〜」(まあ、おじさんならいいかっ♪)  こうして今日の危機を無事に乗り換えることが出来たけど、これからど うしていいか不安でいっぱいの美紀奈であった。 (もうきっと、私に露出癖があるって、バレちゃったよね..どうしよぉ)  そんな美紀奈に番台のおじさんが大胆な提案を耳元でしてきた。 「実をいうと、おじさんはな、君の露出行為を知っていたんじゃよ。もち ろん、例の告白サイトも知っておったよ」 「・・・ですよね..」 「まあ、普段の真面目な君も知っておるし、ここは騙されたと思って、お じさんのアイデアに乗ってみないか?もう露出狂ってことはみんなに分か ったんだから」 「う〜んっ..ここはおじさんの言うとおりにやってみるわ..」  翌日、学校へ行くと自分を見る視線が昨日と違うものになっているのが 美紀奈自身にも痛いほど感じることが出来た。  あんな清楚な風に見せても露出狂なんだという陰口があちこちで聞こえ てくる。男子たちが美紀奈の身体をじろじろと見始め、女子たちからはク スクスと失笑が耳に届いてきた。  もしかして下着をつけてないんじゃないかとスカートや上着の方にも視 線が集中してくる。 (露出狂だからって、下着なしで登校してくるわけではないでしょっ!)  周りの好奇な目が美紀奈に苦痛を与えてくる。痛い視線というのはこう いうものだということがよく分かる。 (きっと教室に入ったら、もっとすごいことになるよね?)  おそるおそる教室へ足を踏み入れた美紀奈。もうクラスメイト全員に露 出行為をしているのがバレてるはずだ。  案の定、黒板には卑猥なラクガキが描いてあり、美紀奈っぽい女子が裸 で外をうろつく感じのものだった。  普通なら、ここで動揺したり、怒ったりするところだろう。  ただ美紀奈はこんな状況でも毅然とした態度で黒板に赤チョークでこう 書いてきた。 ”まだ外での指令は無いので、やってません!” 「おいおい!それって例のサイトで指令が出たらやるのかよ?」 「って言うか、もうここでストリップしてもいいぜ」 「ぬーげ!ぬーげ!」「脱げよ、脱げ〜」  脱衣コールが教室に響く中、美紀奈は制服を一切脱ぐことなく着席した。 いつもの様に凛とした態度を見せてるせいか、強制的に脱がされることは 無かった。 (やっぱり、こういう流れになってしまうよね..まあ、みんなにとって は騙されたみたいな感じになっているのだわ..)  もう、こうなるのは自業自得なのだから仕方ないだろう。露出狂と発覚 した以上、いやらしい目つきで見られるのは当然のことだ。 (でも、このままじゃ男子たちのタガが外れるのも時間の問題だし、ここ はおじさんの提案をやるしかないのね..) 「あの..もうみんな例の告白サイトのこと知ってるなら、リクエスト投 票があるのも..知ってるよね?」 「!!!」「そ、それって!!」「うほぉぉ!!」  私が口にしたリクエスト投票に彼らは興奮し、私の次の言葉を待った。 「こ、今夜..そ、そのリクエスト投票を私が希望するので..明日して 欲しいことをリクエストしてちょうだい..」 「!!マジかああ」「って、あれ投票条件あったよな?」「それもやるの か?」 「もちろん、その条件も受けます!」  美紀奈の回答に男子たちが歓喜した。  ここまで譲歩してくれた美紀奈に対して、男子たちは納得し、今日はい つもと同じ風に過ごすことを決めた。  そして、この日の夜になると美紀奈は投票によるリクエスト指令を希望 した。  もし、ここで教室でのストリップ指令が1位になったら、美紀奈は翌日 に行わなければならないのだ。  しかも投票リクエスト指令をするための条件、自撮り全裸写真公開をし なければならず、まずは美紀奈の顔出し全裸写真がサイトへ晒された。  これによって投票が始まり、男子たちが推す”教室でのストリップ”、 ”下駄箱での全裸脱衣”は惜しくも2位、3位となって、常連客たちが決め た1位の指令が決まったのだ。  一見、難を逃れた感じだが1位の露出指令を見た男子たちが、「これは 絶対無理だろ!」「って言うか、俺たちの指令が甘いのかよ?」  一体、美紀奈が行う過激な指令とは何なのだろうか?もちろん、美紀奈 自身も翌日の全体朝礼に向けて、覚悟を決めたようだ。  どうやら、過激な露出指令は全体朝礼で行うものであり、美紀奈にとっ ては教室や下駄箱のストリップの方がマシなものになっていた。  けれど、これもおじさんの提案で、この指令をやって、今の苦しい状況 から抜け出なければいけない。    次の日の朝、相変わらず生徒たちの痛い視線を浴びながら全体朝礼に出 た美紀奈に最初の苦痛が襲い掛かる。  校長がスピーチで破廉恥な女子生徒の行動に注意してきたからだ。 「この中に、いかがわしいサイトの言いなりになって破廉恥なことをして いる女子がいるようだが、これはわが校にとって非常に大問題である!」  校長の台詞で、皆の非難を一斉に美紀奈が浴びることになった。  教師や生徒たちが美紀奈に何か反論したらどうだという視線を向けてく ると、美紀奈が堂々とした足取りで朝礼台の方へ向かっていった。  そして校長から無理やりマイクを奪うと啖呵を切るように歯切れのいい 言葉で、勢いよくこう言ってきた。 「露出狂で何が悪いと言うの?わ、私がどこでも構わず脱ぐと思ったら大 間違いです。淫乱の一言で括らないで!指令以外で恥ずかしいことをする つもりもありません!だから、今日も指令で、この場で素っ裸になっても、 快感に負けないことを証明してみせますから!」  そういうと美紀奈は朝礼台の上で過激な行動を始めた。  何と上着を脱ぎ、スカートを外し、ブラウスを脱いで下着姿となった。 「学校で裸になる指令は、しばらくは受けませんっ!今後は私が露出をし た銭湯でしか、露出行為はしませんからっ!」  全校生徒が見ている中で美紀奈は躊躇することなくブラを外し、ショー ツを片足だけ残して、恥部を全て丸出しにした。  そう、朝礼台の上で、校内1の美女があっさりと服を脱ぎ捨てて素っ裸 となったのだ。  だが、美紀奈の過激な行為はこれだけで終わる事はなかった。 「目ん玉開いてよーく見なさいっ。露出狂だからって、あんたらの前でお ま●こ開いても、喘ぎ狂うなんてしないから!もし快感に負けてたら、い くらでも罵っても構いません」  美紀奈がこれでもかと言うぐらいに陰唇を引っ張って、ピンクの膣内を晒 してきた。  その挑発につい根がスケベな校長が接近して覗いてきて、こう言葉を漏ら してしまった。 「うほっ!マン汁は..で、出てますが、喘いではいませんな..それにし ても..綺麗なピンクですっ」ごくっ。 「校長..見事なテントになってますよ」「!こ・これはその..あの」  校長が慌てて股間を押さえて情けない顔を見せてきた。  美紀奈は陰唇をつかんでいた手を離して、堂々とこう校長に抗議した。 「私は校内では露出はしない!もちろん外でも、あの銭湯以外は脱ぎはしな いわ!ちゃんと分をわきまえいれば露出行為は1つの自慰行為の延長にすぎ ないでしょ?それとも、この学校は自慰行為を禁じているの?ここのみんな は卒業するまでオナニーをしないということなの?校長と同じ風にテントを 張ってる男子たちはどうなのっ!」「そ・それは..」  かなり無茶苦茶な屁理屈ではあるが、こうも堂々と言われてしまったら、 校長も男子も言い返すことが出来なくなった。  何と美紀奈は全校生徒を言い負かすことに成功し、露出狂であることを 学校に認めさせてしまった。  ただ、美紀奈は決して感じてないわけではなかった。実はギリギリ感じ る前に何とか決着をつけられただけであった。 (今でも気を抜いたらイきそうだよぉぉ〜。皆におま●こ見せるなんて我 ながら大馬鹿だよぉぉぉぉーーー!)  こうして一応、学校の中ではいつもどおりの学園生活を取り戻すことが 出来たんだけど...  そう、この大胆な提案をしてくれたお礼と鍵を無くしたお詫びに、今後 も学校公認の元で美紀奈は銭湯のお手伝をすることになった。  男子生徒たちが大勢詰め掛ける銭湯でブラなしでの白Tシャツ姿でお湯 焚きのお手伝いをし、ボイラー室のものすごい熱気で汗だくになったスケ スケ姿で男湯での雑用係までしなければいけなくなった。  だって銭湯での美紀奈は露出狂だから、遠慮なく恥ずかしい女として扱 っていいからだ。  男子たちは普段の真面目な美紀奈とのギャップを楽しむために、これか らも銭湯に通い続けるのだろう。  美紀奈は首をかしげて、こう思ってきた。  これで本当に良かったのかしら?正直、よく分からないよ..  でも、しばらく経つと校長や男性教師たちも堂々と入りにきて、かって 破廉恥だと美紀奈に注意した校長が「男湯まで石鹸を持ってこい」「剃刀 をコンビニで買ってこい」とスケスケ半裸姿を承知でコンビニへ買い物に 行かせるから、木乃伊取りが木乃伊になった感じだ。  これはもう、美紀奈の恥ずかしい銭湯の露出が拡大解釈されて、学校公 認の元で行われるのかも知れない。  いや、もうすでに番台のおじさんと男子たちの間では、とある交渉が必 死に行われている。それは美紀奈を素っ裸で番台に乗せる交渉であった。  もちろん、風呂場掃除を開店前のギリギリの時間で全裸でやらされてる 美紀奈には拒否権はないだろう。  そして後日、清掃が間に合わなかった罰として全裸番台をすることにな ってしまったらしい。  しかも週末の金曜日から、学校での露出行為を校長黙認の元で解禁され てしまい、美紀奈が学校へ登校してくると下駄箱に貼られた張り紙にはこ う書かれていた。  《美紀奈のみ、はき物を全て脱いで校内へ入ってください!!》 「…これって、履き物ってことじゃないよね..そうよね..指令だし」  美紀奈は素直に従って籠へ”はき物”を全て置いて教室へ向かう。  籠には靴や靴下は当然のこと、上着も、スカートも置いてあった。言う までもないが、ブラとショーツも置かれていたのであった。 <完>


「銭湯露出は2度で少女を喘がす」完