> う〜ん、いまいち、三人称、一人称を書き分けていませんね(汗
> 極力三人称な、一人称で今回は書いてます。
> 書きわけていない――と言うか、自分がよくわかっていません。
鶴とて完璧というわけではありませんし。
ま、百話も書けば身につきますよ。
> 要修行!
> 『何故言葉や思いが詰まるのか』
> 『言葉に詰まる態度を描写する』
ファイト一発〜♪
さて、チャットのほうで次回作の「匂い立つようなエロ」や「背徳感」について悩まれていたようですので、拙いながら少しアドバイス。
鶴ならばまず、部屋は暗く、主人公の感覚的に狭いものであると感じさせます。
心理的に追い詰められ、部屋にいるだけで圧迫感を受け、呼吸は浅く速く苦しいものになり、神経は刺激に対して過敏になりすぎます。野生の動物が警戒するように本能的な怯えさせておいて、無理やりでもいいし、優しくするもいいし、責め手側にその警戒をどうするかの選択を与えます。
次、ここ重要化と思いますが、受ける側には簡単に喋らせません。
不本意に肌を重ね、身を弄ばれる状況では、唇を噛み、抵抗の意を示させます。また、肌に触れられて感じ始めた場合でも、声をあげまいとすることで快感と抵抗の矛盾を生みますし、下手な相手の場合なら空しさなどの演出にも。
そして快感がきわまりだした時、不意打ちのように鋭く感じてしまうポイントにいきなり触れられてたまらず声を上げたり、口を押さえながら迸りそうになる声を必死に押し殺したりなどなどと言う、その後の展開も考えられます。
また、隣室に誰かがいる場合など、そちらに意識が向いている描写を加えることで背徳感はさらにアップ…?
さらには、細かい身体の反応を加えるのも手の一つではないでしょうか?
声を噛み殺しながらも、肌は赤く火照り、鼻は鳴り、瞳は潤み、汗がにじんで室内にメスの香りが充満し、小さな震えが美しい身体の内側に幾度も駆け巡り始めます。
無理やりな展開でなく淫靡さをかもし出すなら、そう言った小さな反応にクローズアップするのもいいかもしれません。
「先端が尖り、小刻みに痙攣している事に気づいて自分が感じてしまっている事実を突きつけられたものの、視線を逸らして事実を受け入れない……でも責め手はそんな反応からどこに意識が向いていたのかを悟り、手の平で押し上げるように膨らみを揉み上げながら、本人の意思とは無関係に触れられる瞬間を今か今かと待ちわびている先端へと指を近づかせる。汗の伝うノドをゴクリとなる。遂に訪れるその瞬間をこらえるべく歯を食い締める受け手。そんな丸解りの反応に対して気づかれないような小さな苦笑をもらした責め手は、突然膨らみに指を食い込ませて指の間から充血した突起を搾り出し――」と少し雑ですけど、こんな感じでどうでしょうか? この後の展開はせっかくですので想像にお任せします(笑
一箇所をめぐる攻防で負け続けるたびに、官能の扉は一つ一つ開いていきます。いきなり何もかもではなく、そういった展開を一つずつ踏まえることで、次第に堕ちていく描写にもなり、最後にはハードな○○○しようがアブノーマルな×××しようが大丈夫な前振りの構築になるでしょう。そしてそれにあわせて受け手の声も徐々に開放され、貞淑のパラメーターであった無言から尾さえ切れない喘ぎへと変わったことを自覚してしまった時、聴こえているはずのない相手への心の崩壊に……まあ、本当なら何度も背徳行為を繰り返して堕ちていくほうが長編になるんでしょうけどね。最初の一回であるならどこまでか……と言うのも考えたほうがいいかな?
それに、攻略順と落ちる度合い・反応と言う風に考えれば、エッチシーンもプロットを作りやすくなります。「キス・唇をなぞるだけ」→「背中に手・硬い身体に震え」→「うなじにキス・敏感に感じて鼻を小さく鳴らす」…と言った感じに。とは言え、鶴もここまで細かくはしませんけどね〜(^^;